やる気 ページ21
ーJH
こりゃー大手事務所でも噂になるよな
前その話をしてた時
”どこでそんな噂流れてるんですか・・・”
なんて言ってたけど、これは噂したくなるレベルだよ
この子、曲作り以外でも才能あるんだな
長い黒い髪までもがAちゃんと一体になって綺麗で指の先っぽまで意識してる
俊敏でかっこいい踊り
そんなAちゃんをみたら無性に負けたくないなんて思って、途中乱入して、隣でフリーダンスをする
「うわ」
びっくりしたAちゃんだけど、その後は僕の踊りをみて「わー、おーーひゅー」なんて乗ってくれて
楽しかった
曲が終わると、2人して座って水分をとる
「やっぱ、ダンス長なだけあってうまいです」
そう言って、笑顔で僕のことを褒めてくれた
JH「まさかAちゃんがHIPHOPをこんなゴリゴリに踊るなんて思ってなかったよ」
「HIPHOPはここ最近好きになって、なんなら、本格的に興味もったのも最近ですよ。
それに踊ったら、え!めっちゃ楽しいじゃん!ってなって」
この前まで、大手事務所の曲ばっかり作ってたから、イメージがお偉いさんみたいなのが植え付けられてた
けど、本当はジョングクよりも年下で普通の女の子なんだと気付かされる
今自分の前にあるこの笑顔を見て、日々のプレッシャーとか疲れが癒された気がした
楽しそうにダンスと音楽の話しをするAちゃんが可愛くて、妹みたいに大事にしたいって
なんなら、こんな素なAちゃん、他のメンバーは知らないよな?
え、僕だけ?僕だけだといいな。変だけど、独占欲まで感じてしまった
「私、夜通し踊ってたので、練習室譲ります。あー眠たい。
こんな朝から練習なんて頑張ってくださいね、
ははは、汗かいて気分いい!」
そう言って、リュックを背負って帰っていったAちゃん
なんで夜通し?
眠たいってどういうこと?
いまから寝るの?
なんで?
朝だよ?
聞きたいことはたくさんあるのに、もういっちゃったし、変な心配だけ残して帰っていった
JH「あー俺もがんばろ」
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作者名:jinna | 作成日時:2021年12月3日 22時