少年団のPDニム (ページ18)

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プロデュースページ18

絶対にこの曲で一位を取れる自信なんて、これっぽっちもなかった

ただ、私の作った基本のメロディーに色付けされていった

長い時間を経て、パンPDともともとbighitにいたPDの方たちと試行錯誤を重ねてできたメロディー

「曲の名前は・・・”I need U”」

パンPD「うん、いいと思う」

あとは、歌詞だった

「こんな才能あって、ビジュアルもいいのに、なんでアーティストにならなかったの？」

これは、いろんな人から質問されることだった

でも、頑なに私はアイドルになることを拒否した

自分でも明確な理由がわからなかった
強いて言うなら、私の夢はアイドルでもないし、アーティストでもない音楽を作る人になることだったから

嫌なわけじゃないけど、ただこの仕事が好きだった

「有名になりたいわけじゃないんです。私の作った音楽で誰かの何かになればなって」

「…そっか、
僕と一緒だね
ここで一緒に頑張ろう」

bighitにいるPDさん達は私よりもはるかに年上で男の人ばかりだった
前は一人で夜中に曲を作ってたし、だれにも相談もしないでひたすら思いついたビートを重ねては作業をしてた

この狭い事務所で私は”チーム”ってのを学んだ気がする

昔は曲を提供する事務所が大きかったし、大きい分、どの事務所でも才能ある子が練習生になり、数多くの才能ある子達の中からデビューが決まって注目されることも当たり前のようだった

ただ、この小さい事務所から、今の韓国では滅多にないヒップホップグループを大きくさせるにはどうしたらいいか

一つのグループにこんなに時間を費やしたことはなかったから不思議だった
けど、とても気分は良かった

曲もそうだけど、今大事なものは何か