「期待」 ページ8
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「ごめんね、ちょっと遅くなった」
「あー、別に気にしてねぇから！」
私を安心させる様に言う、お兄ちゃん。
あぁ、また少し、期待を抱いてしまった。そして、その期待は儚く散っていった。
馬鹿。なんで期待するんだろう。期待なんて、しても無駄なのに。
そう思って下を向く私を、レトくんはちらっ、と横目で見ていた。
「あー、そろそろ帰るわ、時間も時間やし」
「おっ、そうだな。今日は来てくれてありがとなー！」
「おん。また来るわ、」
レトくんはそう言って笑う。玄関に行った時、ふと思い出した様にレトくんが口を開いた。
「あっ、Aちゃん。良かったら連絡先交換せぇへん？ ほら、さっきの事もあるし、」
さっきの、事？ ……あぁ、レトくんを利用するとかの話の事か。
私はその言葉に「いいよ」と返事をしてスマホを出す。レトくんは手慣れた操作で登録した。
「こう言うの、慣れてるんですか」
「あーまぁ、実況者やしな。……あ、じゃあこれで。またな、Aちゃん、キヨくん」
私に笑顔を向けると、レトくんは私達に背を向けた。その後、お兄ちゃんが気難しそうにこちらを見ていた。
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琴乃(プロフ) - ぐーたんさん» コメントありがとうこざいます！引き込まれる、とのコメント、凄く嬉しいです！応援ありがとうございます！！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーたん(プロフ) - コメント失礼します！ すごく引き込まれて、先がきになってお気に入りにしてますっっ！ これからどうなっていくのか楽しみです！！これからも応援してます！ (2018年1月13日 21時) (レス) id: c5a1791278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 柊乃 x他1人 | 作成日時：2018年1月12日 21時
