「誕生日」 ページ38
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レトくんがそう言うので、慌てて否定をする。元はと言えば、レトくんも悪いのかもしれない。けれど、殆ど悪いのは私で。
だから、レトくんだけのせいじゃない。私のせいでもあるのだ。
「私のせいだと思う」
けれど、このまま「私のせいだ」と言い続けていれば、レトくんにウザがられるし話が終わらない。なので、話を続ける。
「……けど、さ。もう過ぎた事だし、お互い悪いと思うから、もうこの話は……終わりにしない？」
そう言うと、レトくんが「そうやな」と笑った。
『あ、そうや。俺、Aに言いたい事があんねん』
突然話を変えたレトくんに、「なに、告白？」と笑みを浮かべる。すると、『馬鹿、ちゃうわ』と返事が返って来た。
一応、お兄ちゃんを忘れさせる為に利用しているから偽恋人みたいなもんだけど。
『近々、Aの誕生日やろ？ 祝ったるわ』
「……あぁ、そんな事言ってたね」
レトくんが私に、"Aの誕生日は、絶対祝うから"と言ってくれた。レトくんは、近々誕生日だと知ってて、こう言ったの？
「でも、何で私の誕生日、知ってるの？ 教えてなかった、よね？」
『嗚呼、それはキヨくんに聞いたんよ』
レトくんは、そう言って笑っていた。
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琴乃(プロフ) - ぐーたんさん» コメントありがとうこざいます！引き込まれる、とのコメント、凄く嬉しいです！応援ありがとうございます！！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーたん(プロフ) - コメント失礼します！ すごく引き込まれて、先がきになってお気に入りにしてますっっ！ これからどうなっていくのか楽しみです！！これからも応援してます！ (2018年1月13日 21時) (レス) id: c5a1791278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 柊乃 x他1人 | 作成日時：2018年1月12日 21時
