「謝罪」 ページ37
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「なんか、俺が泣かせたみたいじゃねぇか」
「で、でも、安心しちゃって……」
フフッ、と、笑みを浮かべたお兄ちゃん。私は、泣きながらもそう伝えた。お兄ちゃんは、私が落ち着くまで背中を撫でてくれた。
とうとう泣き止んだ私は、お兄ちゃんに笑みを浮かべた。お兄ちゃんはこれから編集があるらしく、部屋に戻って行った。
私はそれを見て、レトくんに電話を掛けた。謝罪をする為だ。レトくんにも、お兄ちゃんにも迷惑を掛けてしまった事だから。
「レト、くん……！」
そう呟いて、レトくんに電話を掛ける。レトくんはすぐに出てくれた。
『ん、どうしたん？』
「……レトくん、私、謝らなきゃ」
そう言った私に、レトくんは何も言わなかった。ただ黙って、私の次の言葉を待っていた。
「ごめんなさい。私、レトくんにも、お兄ちゃんにも迷惑掛けて、気まずい関係にさせてしまったかも……」
『あぁ、あの事？ 別に俺は気にしてへんけど？』
……え？ 気にして、ないの？ 私はその言葉を聞いて、目を見開いた。怒っているかと、思っていたのに。悲しんでいると、思っていたのに。
「怒って、ないの？」
『当たり前や。そもそも、俺を利用して良い、って言ったんは俺やし、元はと言えば俺が原因やし』
「そ、そんな事、ないよ……！」
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琴乃(プロフ) - ぐーたんさん» コメントありがとうこざいます！引き込まれる、とのコメント、凄く嬉しいです！応援ありがとうございます！！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーたん(プロフ) - コメント失礼します！ すごく引き込まれて、先がきになってお気に入りにしてますっっ！ これからどうなっていくのか楽しみです！！これからも応援してます！ (2018年1月13日 21時) (レス) id: c5a1791278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 柊乃 x他1人 | 作成日時：2018年1月12日 21時
