「弄ってる」 ページ18
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「はぁ〜、レトくんって可愛いよね、ほんと」
「っな、何言うてんねん！」
帰り道。会話がなくなったので何気なくそう言うと、レトくんは顔を赤く染めた。
そんなレトくんを見て、ふふ、と微笑むと、レトくんは拗ねた顔をして、
「俺の事、弄ってるやろ？」
と、そう言った。
「弄ってないよー」
「弄ってるくせによく言うわ！ Aちゃんだって、キヨくん見てる時は乙女なくせにー」
「え、そんな目してたの？ 結構恥ずかしい。私と立ち位置変えてよ、」
「いや、そんなんしたらヤバイ事になるからやめとくわ」
ふざけて言うと、レトくんがちょっと想像して、首をブンブン振った。
そんなレトくんを見て、また吹き出してしまう。それにレトくんがまた怒っていた。
そんな話をしていると、もう家に着いてしまった。その瞬間、私の中に寂しさが生まれる。
やっぱり、少しはお兄ちゃんの事、忘れられたかもしれないな。そう思った。
「……もう、バイバイだね」
「そうやな。また遊ぼ、」
レトくんはそう言って、私に背を向ける。
「レトくんっ、……ありがとう、ほんとに」
そう言うと、レトくんはくるりと振り返った。そして、私に満面の笑みを見せ、走っていった。
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琴乃(プロフ) - ぐーたんさん» コメントありがとうこざいます！引き込まれる、とのコメント、凄く嬉しいです！応援ありがとうございます！！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーたん(プロフ) - コメント失礼します！ すごく引き込まれて、先がきになってお気に入りにしてますっっ！ これからどうなっていくのか楽しみです！！これからも応援してます！ (2018年1月13日 21時) (レス) id: c5a1791278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 柊乃 x他1人 | 作成日時：2018年1月12日 21時
