「理由」 ページ12
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「なんでかな。まぁ、Aちゃんがキヨくんの事、切ない目で見てたから、そうなんちゃうかなって思った」
「中々鋭いね」
「はは、よく言われるわ。それにAちゃん、よくキヨくんみてボーッとしてたし」
そっか、それも見られてたんだ。
私の気持ちに気付いた人なんか、今まで誰もいなかった。だから、気付けたレトくんは相当鋭い、そう思ったのだ。
そして、やはり私の予想は合っていた。
だけど、どうしてあの時、レトくんは俺を利用していい、なんて言ったんだろう。
自分には、不利な事しかない。自分には、利益がないのに。ただ、利用されるだけなのに。
今だって、そう。自分からデートに誘うなんて。
レトくんはかなり鋭いけど……そう言うところは謎だ。
「私って、分かり易いのかな、」
「ま、分からんで。俺が鋭いだけかもしれんしな。キヨくん、あの様子じゃ気付いとらんやろ」
「うん、多分気付いてない」
確かに、もし私の気持ちを知っているなら気まずくなるはず。
それも、レトくんは分かっているのか。やっぱり鋭いなぁ、と思った。
「で、どうするん？」
「え？」
「Aちゃんはさ、キヨくんに気持ち伝えるん？」
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琴乃(プロフ) - ぐーたんさん» コメントありがとうこざいます！引き込まれる、とのコメント、凄く嬉しいです！応援ありがとうございます！！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐーたん(プロフ) - コメント失礼します！ すごく引き込まれて、先がきになってお気に入りにしてますっっ！ これからどうなっていくのか楽しみです！！これからも応援してます！ (2018年1月13日 21時) (レス) id: c5a1791278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 柊乃 x他1人 | 作成日時：2018年1月12日 21時
