2-2 ページ7
.
そう思ったのはコナンくんも同様らしく、目を注がせていた。しかし、やはりバレる恐怖から抵抗はしていなかった。
蘭さんはそんな私達になにも思わず、着替えを用意してくれた。私の服は、蘭さんが小さい時に使っていた服を用意してくれた。
けれど、それじゃああまりにも数が少なすぎるから、また今度一緒に買いに行こうと行ってくれた。当たり前なのかもしれないけれど、その優しさに涙が出そうになる。
そして、服を着替えるときがやってきた。お互い抵抗をしながらも、服を脱ぐ。それから、お風呂に入った。
「い、いやぁ……まさか、こんな事になるとは。予想していなかったよ」
「俺の場合蘭と風呂に入った事があるから、予想はできたけど」
「あぁ、あの時ね……」
「そうか、あんたは知ってるんだっけ?」
彼の本性を知った時から、モヤモヤする。それは、私の事を“あんた”と呼んでいる事だ。他の人には、“蘭”などと呼び捨てなのに、私だけ名前で呼ばれないのは悲しい。
まぁ、そんなに親しくもないわけだし、当たり前なのかもしれないけど。
「それ、やめてくれない?」
142人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青龍 葵(プロフ) - 読んでて疑問に思ったのですが、夢主が「蘭」のことを「蘭姉ちゃん」と呼べるようになったと書いていながらも所々『蘭ちゃん』呼びなのはどうしてですか?脱字ですか? (2018年7月10日 3時) (レス) id: 00ef3d910e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:椿 柊乃 x他1人 | 作成日時:2018年1月27日 16時