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「んじゃ、どっか食べにいくかー」

 平次がそう言うと、私は「いぇーい!」と嬉しそうな声をあげる。それを見たコナンは、「見た目通り、子供だな」と笑っていた。

「ちょっと、それどう言う意味ー!?」
「そのまんまの意味だけど?」
「それを言うならコナンくんもじゃない?」
「バーロー、そんなわけねぇだろ」

 はは、と笑みを浮かべるコナン。その笑みはまるで、子供に向けるような笑顔だ。私はそんなに、子供っぽく見えていたのだろうか。

「えー? コナンくんって、いつも子供っぽい事考えてるじゃん」
「おまえも人の事言えないだろ?」
「そっ、それはそうだけど……!」
「ほら、否定できない」

 言い合いに勝ったコナンは、そう言ってにやりと笑った。ムッとして、何気なく平次の方を見ると、何やら平次もニヤニヤしている様子だった。

「なんや? 仲ええなぁ、工藤も乗り換えかぁ?」
「馬鹿! 平次兄ちゃん、そんな事言ったら!」

 平次は、はっきり“工藤”と言った。そのセリフは、楽しそうに話をしている蘭達にも聞かれていた様で。

「……工藤?」

 そう、聞かれてしまった。

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青龍 葵(プロフ) - 読んでて疑問に思ったのですが、夢主が「蘭」のことを「蘭姉ちゃん」と呼べるようになったと書いていながらも所々『蘭ちゃん』呼びなのはどうしてですか?脱字ですか? (2018年7月10日 3時) (レス) id: 00ef3d910e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 柊乃 x他1人 | 作成日時:2018年1月27日 16時

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