【名探偵コナン】今宵、貴女の心を盗みます。

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「え？ い、いや、コナンくんには関係のない人……と言うか、知らない人だから」
「……知らない人なら、教えてくれてもいいんじゃない？」

　ワザと、コナンはあの純粋で何も知らなさそうな子供の笑顔をして、にやりと笑った。ここは、どう答えるべきだろうか。けれど、快斗の名前を出してはいけないのは、当たり前である。

「そ、それより！ コナンくんは、どうしてここに？ 何か用が、あるんじゃないの？」

　そして、私が考えたのは、話を逸らす。コナンは、少し納得していない様な顔をしながらも、ここにきた理由を言った。

「あんたの事を服部に話したら、会いたいって言われてさ。今度会う事になったんだけど」
「えぇっ、へ、平次くん、と……？」

　嘘でしょ？ と、目を見開く。平次くんと言えば、西の名探偵。関西弁を話し、遠山 和葉ちゃんとは幼馴染で、現在いいムードになっている。
　しかし、私は平次くんも好きなのである。いや、もちろん一番好きなのは快斗だけど、平次くんも好きなキャラトップ5に入るキャラクターだ。

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