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 屋上に行くと、すでにキッドは着いていた。もうそろそろ飛び立つ所だったのだろう。やはり、私の推理は合っていた。
 扉の音で私が入ってきた事に気付いたキッドは、開いていた翼を閉じた。


「……へぇ?逃げなくていいの?」
「お嬢さんはあの小さな探偵じゃない様ですから」


 そう言って、にこりと微笑むキッド。それに返す様にして、私も微笑んだ。それから、ゆっくりと彼に近付く。


「ねぇ、お兄さん」


 そう言ってから、距離を縮める。そして、キッドの耳元に顔を近付けた。


「……黒羽快斗、でしょ?」
「っな……!?」


 私のセリフを聞いたキッドが、焦った様子で言った。それを見て、私はにやりと笑う。キッドは、見知らない人が自分の正体を知られていた事に疑問を抱いている様で、私を怪しむ様な目で見ていた。その間に、先程の余裕な表情はない。

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青龍 葵(プロフ) - 読んでて疑問に思ったのですが、夢主が「蘭」のことを「蘭姉ちゃん」と呼べるようになったと書いていながらも所々『蘭ちゃん』呼びなのはどうしてですか?脱字ですか? (2018年7月10日 3時) (レス) id: 00ef3d910e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 柊乃 x他1人 | 作成日時:2018年1月27日 16時

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