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「コナンくん、キッドの事となると警戒だね」
「当たり前だろ。キッドは、誰かに変装している可能性もある」


 そう言って、コナンくんは怪しげに会場にいる人達を見つめている。その様子は、探偵そのものだった。
 私も同じ様に周りの人を見つめる。しかし、怪しい人物は誰一人としていなかった。



 そろそろ、ショーの時間だ。辺りもざわつき始める。隣にいる園子も、首を長くして待っていた。


「あぁ、まだかしら?キッド様、早く……!」


 園子がそう声を上げた。その瞬間、部屋の電気が消える。停電か!?と、辺りが騒ぎ始めた。数秒後、何事もなかったかの様に明かりがつく。
 人々の視線は、宝石に向いていた。……綺麗に輝いているその宝石の前に、他の誰でもない、怪盗キッドが立っていたのだ。


「なっ!」
「キッド、だと……!?」


 会場の人々が声を上げる。……もし、怪盗キッドがこの後逃げるとするならば。玄関は警備をされているし、窓も駄目だ。
 そうなると、屋上。空から逃げるしかないだろう。そう思って、私は走り出した。

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青龍 葵(プロフ) - 読んでて疑問に思ったのですが、夢主が「蘭」のことを「蘭姉ちゃん」と呼べるようになったと書いていながらも所々『蘭ちゃん』呼びなのはどうしてですか?脱字ですか? (2018年7月10日 3時) (レス) id: 00ef3d910e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 柊乃 x他1人 | 作成日時:2018年1月27日 16時

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