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 目を覚ますと、知らない世界が広がっていた。先程まで部屋にいたはずなのに、全く見知らぬ世界が其処にあった。ゆっくり起き上がると、誰かの声がした。


「あ、目が覚めた?」


 声のする方向に視線を向ける。そこには、見た事のある姿があった。名前は思い出せない。女性は、私を見て安心した様な声を出した。


「良かった、目が覚めたのね」
「……あの、此処は?」
「此処? 此処は、毛利探偵事務所よ。そして、私の名前は毛利蘭」


 そうだ、毛利蘭って言う名前だ。そう思っていると、ある事に気が付いた。私は、喋った事もない、会った事もない、見た事もない人の事を知っている、と言う事に。


「貴女は、毛利探偵事務所の前で倒れていたんだけど……」
「毛利探偵事務所……?」
「……? そうだけど?」


 ボソッと呟いた私を不思議に思ったのだろう、蘭さんはそう聞き返した。この名前も、聞いた事がある。確か、毛利小五郎と言う人もいたはずだ。そして……。


「あ、やっと目が覚めたんだ!」

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青龍 葵(プロフ) - 読んでて疑問に思ったのですが、夢主が「蘭」のことを「蘭姉ちゃん」と呼べるようになったと書いていながらも所々『蘭ちゃん』呼びなのはどうしてですか?脱字ですか? (2018年7月10日 3時) (レス) id: 00ef3d910e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 柊乃 x他1人 | 作成日時:2018年1月27日 16時

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