好 き な 奴 ||【 ｼﾙｸ 】

▽ ページ21

「王様だーれだ」




「うおっ、俺だ。じゃあ、二番と四番、今すぐ恥ずかしい事をしなさい」




「俺！？」




「恥ずかしい事って…、なんだよそれ！」









私を当てたいみたいだけど、中々出ないらしい。




よ、よかったぁ〜…。




シルクのファンから憎き言葉がくるんだから。









「おっ、俺王様じゃん！じゃあねー、二番と一番、キスして！」









二番と一番…？




あたし、二番だ！！！！




やばい…シルク以外でもやばいっ









「…俺」




「え！」









すると、当たったのはまさかのマサイ。




…どうしよう…、逃げようがない。




王様のぺけも、予想してなかったみたいで…、




シルクに謝っている。




でも、シルクはジッとマサイを見ていた。









「じゃあ、王様の命令は…絶対だから」




「ぎゃっ！！！！」









あたしのマヌケな声。




それから始まった、マサイのキス。




それは、カメラにバッチリ映っている









「い、や…っ。マサイ…っ」




「どれだけ待ったと思ってんの…




気付いたらシルクが好きで、付き合っててさ…」









マサイの甘いキスに、あたしは力を無くす




…息が、うまくできない…っ

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