【名探偵コナン】そっくりな物語があるので。

FINE。 ページ29

萩「はい、これで完了っと!」


「この件に関しては一切責任取らないからな」


萩「そんなぁ」


萩原はそーっとスマホを元の位置に戻した。


『ん……』 萩「ﾋﾞｸｩｯ」


『んぁ、寝てました？すんませんね』


「あ、あぁ。10分だったから大丈夫」


萩「寝顔も可愛かったよ」


『そーでしたか、すんませんねなんか』


「飲み直そうぜ」


萩「かんぱーい！」


萩「彼氏君のこと、もういいの？」


松「辛かったんじゃないのか」


『あぁ…泣いたらスッキリしたんで大丈夫です。』


一応確認をとると、どこか悟ったような目をしていた。


萩「…でも、もう俺らがいるから安心して！」


『(心底意味が解らないという顔)』


「ｸｸｯその顔ブサイクだぞ？」


『うるさい』


本当に目が点になっていて面白かった。


『はぁ…わかりましたよ』


萩「やったぁ!俺、萩原研二ね！」


松「俺は松田陣平だ」


『萩原さんに松田君ですね、よろしくです』


萩「お姉さんの名前は？？」


『ないしょー』


萩「なんだそれ笑」


まぁ、初対面にいきなり吐くわけないよな。

警戒心は一応持っている(?)ようだったし。


「嘘吐いたら許さんからな」


『ﾌｪｯ、つ、次会えたらね』


萩「えぇー。分かった…かわいこちゃんの頼みだもんね」


『そーいう事です。ご馳走さまでした！』


萩「じんぺーちゃんご馳走さまです！」


そんなたたみかける事あるか？


松「なっ、……分かった。今回だけな」


みんなで立ち上がって伝票を持った。


＿＿＿＿＿＿＿＿


彼女は一人で帰れると言うので、店の前で別れた。


萩「やー、彼女、中々面白い子だったね」


「あぁ。いろんな意味で興味が湧く。」


萩「そういえばさ、」「あ？」


萩「あの子の連絡先の中に"Hero"っていたんだよね」


「"ヒーロー"か…」


これは面白い。ますます興味が湧いてきた。


もしかしてだけど……な。


「あー、この件は保留だ」


萩「えぇ、つまんないじゃん」


「そんぐらいが丁度いいさ」


あの女、どこまで隠しているのだろうか。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『っぶぁっくし!!あ"ー…噂されてんのかな…』

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