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今思えば、私は大分この時から壊れていたのだろう
ワタシの玩具は、アノ人が連れて来た“人魚”だったから
プルプル震えて顔は真っ白で、よく鳴くワタシの玩具
その鳴き声が、とても可愛かった
でも、しばらく遊んでるとすぐに使えなくなってボロボロになっていった
使えてもキラキラしてなくて、アノ人が捨てに行った
最後には必ず玩具の魔法と記憶を食べるのが、アノ人から言われた“三つの約束”のうちの一つだった
ワタシは何故そんなことをしてほしかったのか分からなかったけど、察してはいた
アノ人は、私と同じように我が子のように玩具達を愛しんで育て、洗脳していた
玩具を、実験台にしていたのだ
アノ人はマンタの人魚だ
手だってなかったし、動きもゆっくりで疎い
でも、魔法はとても強かった
頭もよくて、一日もあれば玩具はもう洗脳されてる
ワタシは、その事を知ってアノ人のことが怖くなった
そして決めたのだ
アノ人が玩具を探していない時、ここから出ようと
でも、それが悲劇の始まりだった
アノ人は、本当に私を愛してくれていた
偽りの愛ではなくて、本物の愛を
でもそれを知ったのは、理解したのは…
「泣かないで…アタシの可愛い子」
「いや…嘘よねマザー」
「アナタを不安にさせてしまってごめんなさい…親失格ね」
「ワタシも…ごめん…なさっ！」
「さようなら、私のかわいいお花ちゃん」
「ッ!マザー!!!!!!」
マザーが亡くなった、後だった
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ゆき桜(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年8月10日 12時) (
レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
てゃん - 続きが気になります！更新頑張ってください^^ (2020年8月10日 3時) (レス) id: 040106809d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁兎 | 作成日時：2020年8月8日 15時
