ディアソムニアの人魚様【ツイステッドワンダーランド】

17(マレウス) ページ18

「マレウス先輩〜!」


「レティ。待っていた」


「えっへへ〜。すみません、少し遅れてしまいました〜」




時刻は夜中の10時


何故こんな時間にマレウス先輩と出歩くというと…




「マレウス先輩と夜の散歩はとっても楽しいしワクワクします〜！」


「そうか…。そう言ってくれると僕も嬉しい」




ユルッと頬を緩めて私の頭をポンポンと撫でてくるマレウス先輩


何時もは何だか稚魚みたいな所もあるけれど、マレウス先輩はふと格好良くなる




「ひ、卑怯ですよ〜!今の〜」


「ふふ…何のことだ？」


「マレウス先輩絶対に分かってやってますね〜！」


「レティは頭に手が行きやすい」


「ムッ!」



私とマレウス先輩の身長差は47cmだけれど、浮いてしまえば関係ない


ぷか〜と浮いてドヤ顔をする




「ふふん♪(ﾄﾞﾔｧ)」


「ふふふ…レティと居ると退屈しないな」


「ん〜?それどういうことですか〜」




まぁマレウス先輩にそう言われて嬉しくないはずは無いのだけれど…


夜、月明かりだけが光源の中でマレウス先輩は夜には溶け込まずに存在感がある


きっと…この学園を卒業したら、もう皆には……ディアソムニアの皆さんには会えなくなってしまう


少し…ほんの少しだけ……寂しいと感じた




私は海の生き物、彼等は陸の生き物


何時までも此の侭…という訳にはいかない



フロイドとジェイド、アズール達となら一緒になれると思ったけども…彼等にも彼等のこれからがあり、私は邪魔するだけだ




「たとえ離れても、僕が迎えに行こう」


「え…？」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ameさん

貴重なご意見ありがとうございました。


皆さんも是非、これからも何かご不満、疑問点などがありましたら遠慮なくお書き込み下さい。


まぁ、明らかな悪口などは他の方々が不快に思われないよう、オブラートに包んで何処が悪かったかだけでも教えて下されば…。



コメント、評価、お気に入り。

何度も書いていますが、改めてありがとうございます。

18(マレウス)→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す