アイ・オープナー (ページ7)

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Seventh ページ7

その中で多くの人に囲まれてるミンギュさんを見つけて声をかけようか迷っていたら彼が私に気づいて来てくれた。

「A！」

『ミンギュさん、私大丈夫ですかね、、場違いじゃないですか？』

「そんなことないよ似合ってるよドレス。俺が選んだだけあるね」
ミンギュさんが選んでくれたんだ。自然とにやけてしまった。

「来てもらって悪いんだけどさ、色んな人に挨拶回りしないといけなくてさ。ビュッフェとかお酒とかあるから適当に回っててくれる？Aのとこ後でいけそうだったら行くからさ」

『全然！私のことは気になさらないでください』

「ごめんね、お酒飲みすぎちゃダメだよ」
そう言って私の頭を撫でてミンギュさんは行ってしまった。気にしないでとは言ったもののやっぱり寂しいものは寂しい。でも迷惑かけるわけにはいかないから大人しく料理を楽しむことにした。

ミンギュさんやっぱりすごい人なんだな。そんな人と一緒に暮らしてるなんて私って贅沢なんだななんて思ってしまった。美味しい料理を堪能しているとふとミンギュさんと綺麗な女の人が話しているのが目に入った。何やら親しそうに話している。ぼーっと眺めていたら女の人と目が合ってしまった。

そのまま彼女はミンギュさんに耳打ちをし彼はやっと私に気がついた。そのまま私のことを呼んだ。

「A、この方は俺の昔からの取り引き先の人」

『あ、初めましてAです』

［初めまして］
ニコリと微笑んでいるがどこか目が笑っていなくて怖かった。ごめんちょっと待っててとミンギュさんは話しかけられた人の方へ行ってしまった。2人きりになってしまって気まずい。

どうしようかと悩んでいると

［ミンギュのこと好きになっても無駄よ］

『え、』

『彼は人のこと好きにならないわ』
それだけ言ってそのまま行ってしまった。どういうこと？この人は何かミンギュさんと恋愛的な意味で関係があったってこと？考えても分からなくて目の前のお酒を飲み干した。