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「…カット！」
「平野ー！アドリブでキスとかいい度胸してんな！」
監督が俺をからかって、スタッフが笑う。
何で？なんて、自分に問いかけても意味ないことは、俺が一番よく分かってる。
Aに見つめられて、微笑まれて。
ああ可愛いな、キスしたいなって思った時には、もう止められなくて。
そんなこと言ったら、監督に怒られるだろうな。
…Aに言ったら、どんな反応するかな。
「すみません！や、俺だったらこうするかなーって…」
「まぁいいや！とりあえずカメラチェックしまーす」
咄嗟についた嘘。
Aを見ると、まだ呆然とした表情。
「ごめん、ビックリした？」
「…した」
「でも目閉じてた。さすが」
「いやもうなんていうか、無意識？」
「…実は俺も」
そう言って、Aの耳に口を近づけて。
「無意識」
誰にも聞こえないように、そう呟くと
Aのでっかい目と、目が合った。
「結構いいじゃん！オッケー！ジャニーズ側からキスシーンNG出ても押し通すわ！」
「はははは！」
「五十嵐Aさん、オールアップでーす！」
スタッフのその声とともに、監督の後ろでモニターチェックをしていたメンバーも、ぞろぞろと俺たちの周りに集まる。
スタッフから花束を受け取り、俺がAに渡した。
「ありがとうございます！」
「ではそのまま写真いきまーす。皆さん並んでください」
雑誌のカメラが準備してる中、俺の隣に来たのは、廉。
「…お前何してんねん」
「何が」
「アドリブでキスするとか」
「だって無意識だし」
「…はっ！？お前さっきっ…」
「はい、こっち向いてくださーい！」
廉がまだ何か言いたいのは隣からひしひしと伝わったけど、無視した。
「ありがとうございましたー！」
「では続けて、シーン60いきます！King&Princeさんお願いします！」
「「「「「「はーい」」」」」」
Aに続いて、俺たち6人の最後のシーンも無事に撮り終えて。
長いようで、あっという間な
色々あった一ヶ月のドラマ撮影が、幕を閉じた。
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a(プロフ) - コアラさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月21日 17時) (
レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - るるるさん» ありがとうございます！嬉しすぎます。。更新頑張りますね！ (2019年1月21日 17時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
コアラ - 続きがとても楽しみです！頑張ってくださいね (2019年1月21日 16時) (レス) id: 4ddbf6bb99 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - いつも拝見させて頂いております。こんなに面白くてワクワクして続きが気になる作品に初めて出会いました。いつも更新楽しみにしております！ (2019年1月16日 15時) (レス) id: e03c1e5a40 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 叶恋さん» わー！嬉しすぎて泣きそうです！ありがとうございます！頑張りますね。 (2019年1月13日 22時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a | 作成日時：2018年9月11日 23時
