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「ごちそうさまでした！」
「おう、気つけて。また連絡するわ。おやすみ」
タクシーのドアが閉まり、窓から潤くんに手を振る。
走り出したと同時に、視線をAに移すと、タクシーのドアにもたれかかってすやすやと寝ていた。
可愛い…。
そして俺もねみぃ…。
Aにつられて、最近寝不足だった俺も、タクシーの揺れに身を任せて目を閉じた。
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「お客さん、着きましたよ」
「…あっ、はい！」
運転手に声をかけられて外を見ると、タクシーはAのマンションのエントランス前に停まっていた。
「あの、駐車場の中入ってほしいんですけど」
「あー、私一度このマンションに住んでる人送ったことあるんですけど…ここの駐車場、住人の車しか入れないようになってるんですよね〜」
「そうなんですか」
まぁそりゃそうか。
タクシー代を払って、Aを見る。
依然としてドアにもたれかかって気持ちよさそうに寝てるA。
「鞄開けるよ」
聞こえてはいないと思ったけど一応伝えて、Aのポシェットから鍵を取り出し、またお姫様抱っこしてタクシーを降りた。
相変わらずだだっ広いエントランスを抜けてエレベーターホールに着くと、ちょうど一階に停まっていたエレベーターに乗り30階のボタンを押す。
こないだと逆だな。
エレベーターの壁にもたれかかりながら、俺の腕の中で眠るAを見て思った。
こないだは俺が潰れて、今日はA。
『相当疲れ溜まってんのかもな』
潤くんの言葉を思い出してAの顔をよく見ると、メイクで隠してはいるものの、目の下にはクマができているのが分かる。
ほっせぇ身体…。
ふと、キスしたくなる衝動にかられたのを見透かしたように、音を立てて30階に着いたことを知らせるエレベーター。
…あっぶね。
我に返って、俺は30階の一番端にあるAの部屋を目指した。
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a(プロフ) - コアラさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月21日 17時) (
レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - るるるさん» ありがとうございます！嬉しすぎます。。更新頑張りますね！ (2019年1月21日 17時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
コアラ - 続きがとても楽しみです！頑張ってくださいね (2019年1月21日 16時) (レス) id: 4ddbf6bb99 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - いつも拝見させて頂いております。こんなに面白くてワクワクして続きが気になる作品に初めて出会いました。いつも更新楽しみにしております！ (2019年1月16日 15時) (レス) id: e03c1e5a40 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 叶恋さん» わー！嬉しすぎて泣きそうです！ありがとうございます！頑張りますね。 (2019年1月13日 22時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a | 作成日時：2018年9月11日 23時
