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「はい、今日のレジュメ。あと俺が出られへんかった時の授業のやつも友達にコピーさせてもらったから、持ってきた」
「ありがとー！ほんと助かる！」
「今日一緒に授業受けられるかもって楽しみにしててんで」
「ほんとにね！私も今日は絶対行こうと思ってたのになー」
起きたら12時過ぎてんだもんね、って俺から目を逸らして言うAちゃんに、何か分からんけど違和感を感じて。
「昨日遅くまで起きてたん？」
「んー、ちょっと夜更かししちゃった」
明らかにこれ以上は何も喋りたくない、というオーラを放つAちゃんに、俺もそれ以上は何も言えなかった。
「あ、おつまみとか色々買ってきた」
「え、ほんとに？やったー！あ、これめっちゃ好きなの！」
取り繕うように話を変えれば、パッと変わる表情に、やっぱりさっきの違和感は俺の勘違いなんかも、なんて都合のいいように考えてしまう。
ほんまは気になって仕方ないのに。
「ごちそうさまでしたー」
「ふー食った食ったー。あっちのソファー座っていい？」
「いいよー。テレビも勝手につけてね」
Aちゃんがそう言って、後片付けをしにキッチンに行っている間に、これまた高そうな黒革のソファーに腰掛けると、お尻に何か当たるのを感じた。
よく見ると、背もたれと座面の間に挟まっているそれは、一目見ただけでは何か分からなくて。
取り出してみると、俺の心を動揺させるように金色に輝く物。
それはいつも一番側にいる人物が付けてる、あまりにも見慣れすぎた、俺とお揃いのネックレスだった。
「紅茶いれたけど飲む？」
「…これって」
「ん？」
「紫耀のやんな？」
紅茶を持ってきたAちゃんの前にネックレスを差し出すと、俺の予想とは裏腹に、表情を全く変えず
「あ、ほんとだね。忘れてったのかな」
なんて呑気に言うAちゃん。
忘れてった？
「紫耀来てたん？」
「うん、昨日来たよ」
俺も負けずに、何も気にしてないように会話を続けるけど、心の中は乱れっぱなし。
昨日は午後からオフやったよな？
撮影終わった後に2人で会ってたってこと？
聞きたいことは山ほどあるのに、なぜか言葉が出てこなくて、手の中で相変わらず光ってるネックレスを見つめる。
「…紫耀と、付き合ってるん？」
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a(プロフ) - コアラさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月21日 17時) (
レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - るるるさん» ありがとうございます！嬉しすぎます。。更新頑張りますね！ (2019年1月21日 17時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
コアラ - 続きがとても楽しみです！頑張ってくださいね (2019年1月21日 16時) (レス) id: 4ddbf6bb99 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - いつも拝見させて頂いております。こんなに面白くてワクワクして続きが気になる作品に初めて出会いました。いつも更新楽しみにしております！ (2019年1月16日 15時) (レス) id: e03c1e5a40 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 叶恋さん» わー！嬉しすぎて泣きそうです！ありがとうございます！頑張りますね。 (2019年1月13日 22時) (レス) id: e68ce683f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a | 作成日時：2018年9月11日 23時
