今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:5,669 hit
小｜中｜大
… ページ24
まぁ、結論から言うと先輩と瀬見さんは付き合わなかった。
瀬見さんが断ったそうだ。Aとは友達のままでいたいと。
三年生が引退し、受験勉強に本腰を入れ始めるという時期だった。
タイミングが、悪かったのかもしれない。
そこから先の結果は多分、みんなが思っているとおり。
瀬見さんに気持ちを伝えて断られた夜、A先輩は俺の部屋に来た。
そして、周りの目なんて一切気にせずにわんわん泣いた。
「けんじろー私ねっ…！！振られちゃったの…！でもね…でもね…っ！！好きだったｯ…！！！」
なんて言葉を掛ければいいのか、わからなかった。
複雑な気持ちで迎えた朝の空気はあまり美味しくない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：灯彗 x他6人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月2日 15時
