１日目・夜 ページ9
＊人狼sideは年齢は関係なくタメ語で話しております。ご了承ください。
人狼side
部屋の隅に掛けられた時計は、刻々と０時に近づいていく。
そろそろ出ても大丈夫かな。
一応人狼以外に気付かれないように、物音を立てず廊下に出る。
事前の打ち合わせでは、ここに集合する予定なんだけど──
??「人狼、なんだ」
向かい側から恐る恐る近付いてくる人影。
思わず警戒したけど、その人影が味方だと分かった途端に気を緩めた。
狼「うん。馴れないもんだけどね」
??「こんなの何回やっても馴れるもんじゃねぇよ」
自分が微笑んで見せると、彼も悪戯っぽく笑った。
……できればもっと話したいところだけど。
そろそろ０時になっちゃうし、ターゲットを決めないとね。
狼「今回のターゲットは？」
彼以外に聞こえることがないよう、小声で問いかける。
彼は一切悩む素振りを見せず、
??「阿部亮平。あいつは残しておくと厄介になりそうだ」
って冷たく言い放った。
まぁ確かにジャニーズ１の秀才だもんね。
才能の芽は摘んでおいた方が安全だろうし。
早いとこ自分らの脅威を減らしておかないと。
狼「じゃあ、行こうか」
丁度０時を告げる鐘が鳴り響き、自分たちは阿部亮平の部屋に向かった。
移動中は完全に無言を貫く。
だって、もし自分たちの話し声が他の人に聞こえてたら、人狼だってバレちゃうからね。
??「ここだな」
阿部亮平の部屋へ到着した時には、既に０時１０分になっていた。
相棒がそっとドアノブを回す様子を固唾を飲んで見守る。
お願い、騎士が守ってませんように……！
ｶﾞﾁｬ
??「開いた…………！」
つい相棒と目を見合わせてハイタッチした。
人狼「じゃあ行こうか」
そのまま部屋へ上がり込む。
電気が消えてるし、寝てるのかな？
阿「……俺が最初の襲撃者なんだ」
突然暗闇から声が聞こえてきて、思わず跳び跳ねた。
視線を動かすと、そこには悲しそうに顔を歪めた阿部亮平がいて。
??「ごめんな？」
阿「いいよ、別に謝らなくて。仕方ないよ」
自分は相棒と阿部亮平が交わす会話をただ見つめていた。
……襲撃に来たはいいものの、これで終わり？
そんな自分の疑問に呼応するように、テレビが起動する。
『ベッドの下にナイフが隠してあります。それで阿部亮平さんを刺してください』
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美月(プロフ) - King ＆PrinceLove さん» お久しぶりです！ 現在中盤までは下書きが済んでおりますが、更新に追われるのが苦手なので、完成してから一気に投稿しようと考えております。大変長らくお待たせ致しまして、誠に申し訳ございません……。(;＞_＜;) (2020年4月14日 7時) (
レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
King ＆PrinceLove - こんにちは(*^^*)こちらも今拝見させてもらいました！久しぶりです！リクエストした小説はどうでしょうか？楽しみに待ってます！ (2020年4月14日 6時) (レス) id: d2f9beff32 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 美華さん» ありがとうございます！(*｀･ω･)ゞ (2020年3月18日 12時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
美華 - 全然大丈夫です！待ってます！ (2020年3月18日 9時) (レス) id: b1cf21f183 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 美華さん» かしこまりました！ ご丁寧な説明をして頂いてありがとうございます。ただ、今は別作品のリクエスト等も頂いていますので、少しお時間がかかるかもしれません……。ご了承くださいね。 (2020年3月17日 18時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年3月4日 19時
