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ラウールside
山「何？ 話って」
怪訝そうな表情の山田くんを僕の部屋に案内する。
パタリとドアが閉まると、僕の後ろにいた山田くんに向き合った。
ラ「今から僕が言うこと、秘密にしてくれますか？」
山田くんは呆気に取られた様子だったけど、すぐに鋭い視線へと変わった。
山「……分かった」
ラ「実は僕──
占い師なんです」
山「は！？」
あまりにも大きい声で叫ぶから、慌てて口元に手を当てた。
そりゃあびっくりするよね。
もう占い師はふっかさんと薮くんがCOしてる訳だし。
今まで僕は無言を貫いてきたんだからね。
ラ「それに、もう１つ」
怪しげに人差し指を立ててみせた。
ラ「薮くんを占ったんだけど、彼は市民側でした」
てっきり人狼側だって言われると思ったのか、山田くんは明らかに拍子抜けしていた。
ホントはふっかさんを占おうと思ってたんだけどね。
もしふっかさんが人狼側だったら、そのショックに耐えられないと思うから。
安全圏の薮くんにしたってわけ。
山「にしても、何で俺に言ったの？ ふっか達の方が話しやすいでしょ」
ふふ、僕の狙い通り。
ラ「僕が本物の占い師である以上、あの２人は嘘つきなんです。例えどんな理由があろうとも、敵に迂闊に情報を漏らせませんから」
山「そっ、か…………」
ラ「だから、次のターンでどちらかを吊りたいんです」
僕だって、２人を吊りたくないよ。
２人とも最年長としてグループを引っ張ってくれてるんだもん。
だけど、嘘つきに勝ち残られるのは納得がいかないんだ。
山「それ、本気？」
眉を潜めて、山田くんが小さな声で問う。
本気じゃなきゃ、山田くんになんて相談してないよ。
ラ「当たり前です」
決意を込めて大きく頷く。
山田くんは悩んでいたけど、やがて息を吐き出して。
山「まぁ俺に相談してくれたんだもんな。俺は信じるよ、ラウールくんを」
……よし、同盟成立！
今日の話し合いが勝負だ。
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美月(プロフ) - King ＆PrinceLove さん» お久しぶりです！ 現在中盤までは下書きが済んでおりますが、更新に追われるのが苦手なので、完成してから一気に投稿しようと考えております。大変長らくお待たせ致しまして、誠に申し訳ございません……。(;＞_＜;) (2020年4月14日 7時) (
レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
King ＆PrinceLove - こんにちは(*^^*)こちらも今拝見させてもらいました！久しぶりです！リクエストした小説はどうでしょうか？楽しみに待ってます！ (2020年4月14日 6時) (レス) id: d2f9beff32 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 美華さん» ありがとうございます！(*｀･ω･)ゞ (2020年3月18日 12時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
美華 - 全然大丈夫です！待ってます！ (2020年3月18日 9時) (レス) id: b1cf21f183 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 美華さん» かしこまりました！ ご丁寧な説明をして頂いてありがとうございます。ただ、今は別作品のリクエスト等も頂いていますので、少しお時間がかかるかもしれません……。ご了承くださいね。 (2020年3月17日 18時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年3月4日 19時
