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渡辺side
あの場では一旦解散になって、各自が午後６時まで自由に過ごすっていう流れになった。
自由にって言われてもなぁ。
高木くんと照のショッキングなシーン見ちゃった訳だし、気が気でないというか。
渡「……とりあえず涼太んとこ行くか」
このままじゃ埒が明かないと思って、２つ離れた部屋に向かう。
ｺﾝｺﾝ
渡「涼太ー？ 入ってもいい？」
舘「あぁ、翔太か。どうぞ」
扉の奥からくぐもった声が聞こえる。
そおっとドアを開けると、疲れきった表情の涼太が椅子に腰かけていた。
俺も涼太の正面に座る。
……ってか、入ったはいいものの。
何も話す題材考えてなかったわ。
舘「……翔太はさ、誰が人狼だと思う？」
静かな部屋に響く涼太の声。
涼太の顔はいつになく真剣で、俺も思わず背筋を伸ばした。
渡「正直、俺はお前が怪しいと思ってるよ。涼太」
照が殺された時点で疑うべきだったんだ。
占い師をCOした３人の内、生き残ってるのは涼太だけ。
つまり、高木くんと照を吊って特をするのは涼太しかいねぇんだって。
……当然、信じたくないけど。
舘「やっぱり、そうだよね」
伏し目がちに涼太は──
笑っていた。
渡「何、笑ってんだよ」
不気味さのあまり、俺まで震えてしまう。
まさか、本当に涼太が人狼じゃないのか？
照を殺した犯人じゃ──
舘「そんな訳ないだろ？」
優しげな声に釣られて顔を上げると、そこにいたのは"普段と変わらない"涼太だった。
舘「きっと人狼は俺と照のどっちが本物かが分かっていなかったんだ。だから片方を先に潰した。そうとも捉えられるでしょ？」
ゆっくりと諭すように説得され、俺は何も言えなかった。
……そう、だよな。
涼太に限って人狼なんてあり得ない。
俺は涼太を信じるしかないんだ。
渡「ごめんな、変なこと言って」
舘「ううん。疑心暗鬼になってしまうのは当然だよ」
そっと微笑みあって、俺は涼太の部屋を後にした。
俺は、まだやらなきゃいけねぇことがあるんだ。
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涼香 - 最終章はどこでみれますか？ (2021年1月22日 21時) (
レス) id: 84fc06f980 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - King ＆PrinceLove さん» 温かいお声掛け、ありがとうございます！ 随分お待たせしてしまって申し訳ないです……。 (2020年3月23日 14時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
King ＆PrinceLove - ありがとうございます(*^^*) (2020年3月23日 14時) (レス) id: d2f9beff32 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - King ＆PrinceLove さん» お久しぶりです！ お褒めの言葉、ありがとうございます♪ 以前リクエスト頂いたしょっぴーの病系のお話は現在執筆中ですので、もう暫くお待ちください(´u`) (2020年3月17日 6時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
King ＆PrinceLove - 美月さん！こんばんは(*^^*)やっぱり人狼ゲームって面白いですよね！いつもアップありがとうございます!! (2020年3月16日 22時) (レス) id: d2f9beff32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年3月4日 19時
