#12 ページ13
寝室まで連れていこうかと思ったけど、案外Aが抵抗するもんだからソファーに押し倒す。
目「もしかして"滅茶苦茶にして"っていうのは嘘なわけ？」
余裕ぶってAを見下ろす。
あいつは怯えているような、決意を固めたような曖昧な目をしていた。
精一杯の強がりってとこか。
ふぅん。
ならそのガード、俺が壊してやるよ。
微かに震えているAの手を払いのけ、優しく体に触れた。
「ちょ、っ…………」
目「いいから、俺に従ってればいいの」
始めこそ恥ずかしがっていたものの、程なくしてAは快楽に溺れ出した。
俺の手の動きに合わせて揺れる長い髪。
溢れる荒い吐息。
全てが妙に色っぽくて、こっちが呆気にとられるぐらいだった。
……ホントはこんなことするつもりじゃなかったんだけど、自分の理性が抑えきれない。
もう限界。
目「早いとこ終わらせていい？」
少しだけ動きを止める。
Aに意図が伝わっていなかったみたいで、正常に機能しなくなった脳をフル稼働させていた。
目「お前、そういう経験ないんだろ？ 俺が教えてやるよ」
そこからは……言うまでもないよな。
さっきより増して妖艶な雰囲気を醸し出すAに、いつの間にか俺の方が惚れていて。
行為を終えた後もずっとAを見つめていた。
このままAといたい。
そんな考えが浮かぶまでに時間はかからなかった。
目「……また何かあれば気軽に来て。こんな方法で良ければ、俺がしてあげるから」
俺の隣で横になっているAの耳元でそっと囁いた。
Aは暫く何かを考え込んだ後、ゆっくりと振り向いて。
「ありがとう」
儚げに笑った。
俺はその時に決意したんだ。
今はまだAに何があったのかは分かんない。
でも、あいつを１番傍で支えるんだ、って。
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美月(プロフ) - ももの みかんさん» 初めまして。コメントありがとうございます！ ももの みかん様ですか……確かに笑ってしまいますねw (2020年3月31日 17時) (
レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
ももの みかん(プロフ) - すごく面白かったです。ただ自分の名前がももの みかん なのでももの みかんって呼ばれる度に笑ってました。(自分のせい笑) (2020年3月31日 17時) (レス) id: 2f044358e6 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 松田はるなさん» あ、ありがとうございます！ とうとう書いてしまいましたw。 (2020年2月29日 21時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
松田はるな(プロフ) - 新作楽しみにしてました、！更新頑張ってください、！ (2020年2月29日 21時) (レス) id: b4a7f1f041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年2月28日 21時
