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目黒side
目「じゃあ、気をつけて」
「うん、ありがとう。おやすみなさい」
礼儀正しく一礼をしてAが部屋から出ていった。
「夜遅いから泊まっていきなよ」って言ったんだけど、Aは「悪いから」の一点張りで。
……まぁ昨日も俺の部屋に泊まったし、２日連続となると都合悪ぃのかな。
って訳で渋々送り出した。
目「はぁ……マジで可愛すぎんだろ」
普段は決して目立つタイプじゃないけど、Aは誰よりも優しくて繊細な奴。
何でみんなAの魅力に気付かないんだろ。
……その分、俺が独り占めできるからいっか。
俺がAのことを意識し始めたのは、３ヶ月前。
元々クラスメートだったし名前こそ知ってたものの、話したこともないくらいの関係だった。
だけど、あの雨の日。
A──当時はまだ「A」って呼んでたか──は大雨の中、傘も差さずに
目「……どうした？」
さすがに放っておく訳にもいかず、俺もしゃがんで声をかけた。
突然話しかけられたことに驚いたのか、Aは大きく目を見開いて。
そして直ぐに儚い笑みを浮かべた。
「お願い。私を滅茶苦茶にして……？」
そう言うAの声はか弱く震えていた。
俺が助けるしかないな。
何でか知らないけど謎の使命感が生まれて、Aを俺の部屋に連れて帰った。
今思えば、下心があったのかもしれねぇな。
なんだかんだで俺の家に着くなり、Aは再び目を丸くした。
「……目黒くんってお金持ちなの？」
あいつから"目黒くん"なんて呼ばれたのは初めてで、こっちが呆気に取られた。
目「あ、そうだけど」
「……何でもいいや。早く私を壊して？」
真顔に戻ると冷たく言い放つ。
Aって表に出さないだけで、そういうキャラなんだ。
意外だな。
目「いいよ？」
その場のノリ？で部屋に招き入れた。
静寂の中に響き渡る、扉が閉まる音。
それを皮切りにAに深いキスをした。
「んぅっ！？」
Aは俺の予想通り戸惑った反応を見せた。
やっぱそういう経験ねぇんだな。
しっかり可愛がってやるか。
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美月(プロフ) - ももの みかんさん» 初めまして。コメントありがとうございます！ ももの みかん様ですか……確かに笑ってしまいますねw (2020年3月31日 17時) (
レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
ももの みかん(プロフ) - すごく面白かったです。ただ自分の名前がももの みかん なのでももの みかんって呼ばれる度に笑ってました。(自分のせい笑) (2020年3月31日 17時) (レス) id: 2f044358e6 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 松田はるなさん» あ、ありがとうございます！ とうとう書いてしまいましたw。 (2020年2月29日 21時) (レス) id: 5099d9caf8 (このIDを非表示/違反報告)
松田はるな(プロフ) - 新作楽しみにしてました、！更新頑張ってください、！ (2020年2月29日 21時) (レス) id: b4a7f1f041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年2月28日 21時
