Do it again ページ1
山田side
山「さーて、今日のターゲットは……っと」
午前０時。
それは俺が一番輝ける時間。
いわゆる"夜の街"で出会う女の子たちを一人残らず食べ尽くす。
ただ、それだけ。
簡単だろ？
山「でも、最近上等な娘がいないんだよなぁ」
そう。これが俺の最も困っていること。
飾り付けたボンボンしかいないし、俺の「誘い」を断る奴もいるし。
じゃあ"夜の街"に来るなよ、って話だけど。
山「もう、こうなったら……」
最終手段、行きますか。
俺はくるりと踵を返して、とある場所へと向かった。
"夜の街"の中心、
�癲屬◆⇔嘆靈茲拭次�
友達の雄也が経営するバーだ。
雄也の色気に釣られて、いろんな娘が迷い混む館。
俺はそう思ってる。
�癲嶌Ｆ�のご希望は？」
山「んー、難攻不落なクールビューティーって感じ。細かいのは雄也に任す」
�癲屬呂い茵次�
俺の注文は、バーの中にいる女の子をお持ち帰りするためのもの。
なーんて、周りにいる奴らは気づいてないみたいだけどね。
案の定、見た目だけに食いついてくる下等な女どもが瞬時にはびこる。
女1「ねぇお兄さん、何飲むのぉ？」
女2「あたしたちが奢るから、一緒に飲も〜」
山「それならいいよ。高いやつ頼もっかなー？」
女2「うわー、ずるいよぉ」
あー、鬱陶しい。
雄也が早く帰って来てくれないと、俺こいつらと飲むことになるんだけど。
�癲屬佑�涼介」
丁度いいタイミングで雄也が戻ってくる。
山「ちょっとごめんね」
女1「えー、もう行っちゃうの？」
女2「また今度ね〜」
今度はないわ、暇人どもが。
心の中で軽く悪態をついておく。
�癲嵶嘆陝∈Ｆ�はツイてるね。涼介の希望通りの子見つけたよ」
山「ふーん？ 雄也が言うなら、久しぶりに激しい夜になりそうだな」
連れてくる、と言って雄也が俺に背を向ける。
さぁ、眠れない夜の始まりだ。
続く
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作者名：美月 | 作成日時：2020年1月6日 22時
