第197話 ページ48
雅「…おはようございます。
初めまして、赤羽雅です。昨日は一泊させていただき、ありがとうございます」
浅野くんに連れられてリビングへ行くと、そこには浅野くんのお母さんの姿があった。
私はペコリと頭を下げる。
学母「初めまして。そんなに緊張しなくてもいいのよ」
浅野くんのお母さんは優しく笑った。
私はゆっくりと顔を上げた。
学母「…学秀ったら、お友達すら滅多に連れてこないのに、まさか女の子を連れてくるなんてね」
雅「えっ……」
友達も来ない…っていうか、そもそも浅野くんは友達少なそうだけど、
私とは全く接点の無さそうな芸能人とか、知り合いっぽそう…。
私はチラリと浅野くんの様子を窺った。
学「…母さん、余計なこと言わないでくれる」
浅野くんは、私の視線から逃げるように朝食が用意されたテーブルへ向かい、イスを引いた。
学母「ふふ、ごめんなさいね。
私、洗濯物見てくるから、どうぞ ごゆっくり食べてね」
浅野くんのお母さんはそう言うと、クスクスと笑いながらリビングを出ていった。
学「……騒がしくて ごめんね。
そこ、座って」
浅野くんは、向かいのイスを指差す。
雅「ううん。えっと…、お邪魔します」
私は浅野くんに言われた通り、浅野くんの正面の、朝食が用意された席に着いた。
雅「うわぁ……。豪華…」
学「…そうかな」
目の前に並べられていたのは、洒落たレストランのモーニングメニューにでもありそうな料理。
盛り付けも綺麗で、家庭料理とは思えなかった。
雅「……ほんとに、食べちゃっていいの？」
学「もちろん。食べてもらわないと勿体ないしね」
浅野くんはニコリと微笑む。
雅「…食べ方に決まりとか、ある？」
学「特に無いけど。……何の心配？」
雅「いや…。なんか、こういうの馴れてなくて」
だってさ、一般家庭の朝食にナイフとフォークが並んでるんだよ！？
学「…大丈夫、変なことしてたら僕が教えてあげるから」
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卵符鈴 - 緑川詩織さん» コメントありがとうございます！浅野くんの書きにくい人柄にいつも悩まされているので、そう言っていただけると嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年11月20日 0時) (
レス) id: 73c1b71496 (このIDを非表示/違反報告)
緑川詩織 - 浅野くんがイケメン過ぎてツラい！更新頑張ってください！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2017年11月19日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
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