第194話 ページ45
雅サイド
…目が覚めると、そこは見馴れない場所だった。
雅「………どこ…？」
えっと……。何があったんだっけ？
昨夜…、浅野くんに抱きしめられてからの記憶が、無い…んだけど。
フローリングの床。
そこに敷かれた布団。
周りには本棚がいくつか……。
……ここ、どこ？
私は布団から出ると、部屋のドアを少しだけ押し開けた。
見馴れない廊下…。
誰かの……家？
…え、なんか怖…
「…起きた？」
ドアの向こうから、聞き馴れた声が聞こえた。
私はゆっくりとドアを開けていく。
雅「…え。あ、っと…」
そこに立っていたのは、
浅野くんだった。
学「おはよう。赤羽さん」
浅野くんはそう言うとニコリと笑みを浮かべる。
私は何が何だかよく分からず、声が出なかった。
学「ここ、僕の家。勝手に連れてきてごめんね」
雅「……へ、」
学「…それにしても赤羽さん、無防備すぎ」
浅野くんの…家？
無防備…？
雅「えっと、どうしてこういう事に…？」
学「ああ、説明するよ。…とりあえず、部屋に入ろうか」
浅野くんはそう言うと部屋に入ってきた。
浅野くんの家なら私が拒否する権利はないので、言われるがままに私も部屋に入り直す。
浅野くんはドアを閉めると電気を付けた。
学「…昨夜、公園で、僕に抱き締められたの、覚えてる？」
浅野くんは再び、私に向かってニコリと笑った。
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卵符鈴 - 緑川詩織さん» コメントありがとうございます！浅野くんの書きにくい人柄にいつも悩まされているので、そう言っていただけると嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年11月20日 0時) (
レス) id: 73c1b71496 (このIDを非表示/違反報告)
緑川詩織 - 浅野くんがイケメン過ぎてツラい！更新頑張ってください！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2017年11月19日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
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