第176話 ページ27
Noサイド
殺「次の先生の指示の後…、君のタイミングで撃ちなさい」
殺「速水さんは状況に合わせて彼の後をフォロー。
敵の動きを封じる事が目標です」
速水と千葉、2人の鼓動がハッキリと重く鳴る。
殺「…が、その前に。
表情を表に出す事の少ない仕事人ふたりにアドバイスです。
君達は今、ひどく緊張していますね。先生への狙撃を外した事で…、自分達の腕に迷いを生じている。
言い訳や弱音を吐かない君達は…、
“あいつだったら大丈夫だろう”と、勝手な信頼を押し付けられる事もあったでしょう。
苦悩していても、誰にも気付いてもらえない事もあったでしょう」
2人がグッと息を飲む。
図星なのだ。
殺「でも大丈夫。君達はプレッシャーを1人で抱える必要は無い。
君達2人が外した時は人も銃もシャッフルして…、クラス全員誰が撃つかもわからない戦術に切り替えます。
ここにいる皆が、訓練と失敗を経験してるからできる戦術です。
君達の横には、同じ経験を持つ仲間がいる。
安心して引き金を引きなさい」
…対して殺し屋の男はある程度目星をつけたらしく、銃口をペロリと舐めた。
殺「では、いきますよ」
殺「出席番号12番！！立って狙撃！！」
その場所は男が目をつけていた場所とドンピシャリ。
放たれた弾丸は立ち上がった人間の頭を撃ち抜いた。
……否、撃ち抜かれたのは“人間”ではなく“人形”の頭だった。
作ったのは、出席番号12番の菅谷である。
律「分析の結果、狙うならあの一点です」
そのとき、千葉のスマホに入っている律が千葉にそう囁いた。
千「オーケー、律」
千葉は客席のイスの上に銃口を出し、ステージに向かって発砲した。
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卵符鈴 - 緑川詩織さん» コメントありがとうございます！浅野くんの書きにくい人柄にいつも悩まされているので、そう言っていただけると嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年11月20日 0時) (
レス) id: 73c1b71496 (このIDを非表示/違反報告)
緑川詩織 - 浅野くんがイケメン過ぎてツラい！更新頑張ってください！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2017年11月19日 22時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
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