【ONE PIECE】彼はとんでもないものを盗んで行きました【ミホーク】 (ページ4)

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嗚呼、めんどくさそうねページ4

店から出てきた私に気がついたソイツ

私はマスクとフードを外した

｢あ、姉貴！？｣

姉貴....と呼ばれてはいるものの血は繋がってない義姉弟である

｢やっぱりゾロね....何してんの｣

相手が知った顔だとついつい言葉遣いが戻ってしまう

｢何って....海賊？｣

｢....あらそう。船長さんは？｣

｢このレストランの雑用してんだ。｣

｢そう。｣

どんな船長さんよ....

｢姉貴は何してんだよ｣

｢海賊狩りよ。そろそろ新世界に向かおうかと思ってるわ｣

｢そうか....なら次会うなら新世界か？｣

｢えぇ。まぁ、私はあちこち放浪しているからいつ会うかなんて分からないわよ｣

｢放浪癖は相変わらずか｣

｢気にしないでちょうだい。それじゃぁ、私はそろそろ｣

｢え....嗚呼｣

すると急に斬撃が飛んできてガリレオン船が真っ二つになった

もちろん、咄嗟に刀を抜いて抑えはしたけれど....

｢重たいわね｣

真っ二つになったガリレオン船の間から見える小さな船

向こう側では

海賊「首領・クリーク！！！あの男です！！！
我々の艦隊を潰した男！！！」

海賊「畜生ォてめェ！！
何の恨みがあっておれ達を狙うんだ！！！」

等と話が聞こえるしかししったこっちゃない面倒事に巻き込まれるのは御免だ

｢じゃぁ、私今度こそ帰るわよ？｣

｢あ、おう俺もアイツの所に行ってくる｣

そう言って走って行ったゾロの背中を見る

｢いつの間に大きくなったのやら｣

少しだけ様子を見てから旅立つ事にする

相手は王下七武海。鷹の目。ジュラキュール・ミホーク

きっと負ける。

でもゾロを成長させる鍵になる

｢見物も悪くないわね｣

自分の小舟に荷物を乗せ、少し遠くまで進み

船を留め様子を見る

｢どれくらい強くなったのかしら｣

5年は会ってないかもしれない

懐かしい。まだゾロは私には勝っていない

話声は聞こえないが何が起こっているかはなんとなく分かる

鷹の目は本気を出すつもりはないらしい

本気を出させるのが第1歩よね

これから戦う2人の剣士の戦術を把握しておきたいのだが大丈夫だろうか

三刀流は変わらずのようだ。効率が悪い様に見えるのだが....やめる気は無いらしい

｢あら？｣

鷹の目が背負っていた黒刀を手に持った....と、いう事は本気を出したって事なのかしら

それとも相手(ゾロ)に対する敬意？

｢大きいわね....アレでガリレオン船を真っ二つに....｣

凄い男が東の海に来たものだ