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｢着替えは後で俺の部下に準備させるからこれで間に合わせといて？｣
そう言って渡されたクザンさんのシャツだろう....ブカブカのワンピースみたいになったがいいだろう。気にしてては仕事もできないだろうし
クザンさんの部屋に連れられて何故私の様な小娘に大層な仕事を与えられたのかよく分かった。
｢なんですかこの書類の山は....｣
｢いやぁ....俺、書類大嫌いなんだよね〜｣
｢書類大嫌いなんだよね〜....で済まされませんよ！？今すぐ、大きめの箱を4つ程用意してください！｣
｢は、はい｣
思わず怯んだクザンさん
仕事中は青キジ殿って呼んでやろう....
切り替え大事だ。
｢クザ〜ン？｣
｢ボルサリーノ、ノックしてくれ。あ、俺しばらく離れるから｣
｢分かったよォ〜｣
どうやら客人のようだがそれどころじゃない。
とりあえず仕分けなくては....
締切が切れてるもの
今日の物
期限が近いもの
まだまだ余裕があるもの
確認しつつ分ける
｢君ィ〜、仕事出来るのかァい？｣
｢えぇ。頭は良い方と思ってはいます。｣
｢そうかァ〜....クザンには勿体無いねェ〜｣
ちょうど良いだろこんなに仕事しない人間なら仕事が捗る様にしてやる
｢これでいいの？｣
｢えぇ。｣
持ってきて貰った箱にとりあえず分けた分を入れて再び仕分ける
｢クザ〜ン....この子どうしたんだァ〜い？｣
｢海で拾った。可愛いだろ？｣
｢可愛いって言うか....キレイだねェ〜....ワッシが貰いたいねェ〜｣
｢やらねーよ。こんなに出来る子....って言いたいとこだけどこの子しばらくの間とはいえ大将補佐になったからね｣
ようやく仕分け終えた書類の締切が切れたものと締切が今日のものをクザンさんのデスクの上に乗せる
｢これ、終わらせればデートでも散歩でも付き合ってやるんで終わらせてください大将青キジ殿｣
｢絶対だね？今すぐ終わらせる！｣
｢二言はございません。で....えっとそちらの方は？｣
｢クザンと同じ大将だよォ〜。黄ザルって呼ばれてるねェ。ボルサリーノだよォ〜よろしくねェ？えっとォ....｣
｢シルヴィア・Aと申します。しばらく大将補佐をさせていただきます。よろしくお願いしますボルサリーノさん。｣
大将と言うことはこの人の手伝いもしなければならないのか。なるほど。
｢じゃぁ、暇ならワッシともう1人の大将に会いに行くかァい？｣
｢はい！お願いします！｣
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作者名：零華 | 作成日時：2018年1月24日 22時
