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15ページ ページ20
お茶を入れる
様子を見て注ぎ足す
ただそれだけを続けただけ
｢サカズキさんはお仕事されるの早いんですね....計算ミスも少ないし......｣
終わったであろう書類に目を通す
ミスを見つけて暗算して訂正をする
｢ミスがあったんか....ワシもまだまだじゃのぅ....｣
｢はい。でも本当に少しだったので訂正済です。｣
｢すまんな、助かる。｣
｢構いません。この位なら簡単ですから｣
｢簡単じゃと？｣
｢計算、得意なんです。｣
｢ほうか....｣
静かな時間が過ぎていく。
ふと、元の世界を思い出した
｢私、きっとこの世界で生きるのは辛いなぁ....｣
｢なんじゃ急に....まるでこの世界じゃのぅて異世界から来たゆうな言い方をして....｣
小さな声で言ったのに聞こえていたのだろうか
｢そうでしょうか....ただ、命が粗末に扱われる様な世界が嫌なだけです｣
｢おんしの考えは分からんのぉ....｣
｢分かってもらおうとは思いませんよ｣
ただ、知って欲しいだけ
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作者名：零華 | 作成日時：2018年1月24日 22時
