【ONE PIECE】黄昏の君 (ページ13)

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クザンさんと本部内を歩いていると色んな人から視線がささる

｢あの....｣

｢ん～？｣

｢助けて頂いた上に仕事まで頂いたのに....衣服や靴も買ってもらってなんだか申し訳ないと言いますか....｣

｢あ～、服ボルサリーノと買ってきたんだっけ？いいのあった？｣

｢あ、はい。｣

上手く話を逸らされてしまう....

｢女の子でしょ。もっと周りの大人に甘えなよ君はまだまだ甘えてもいいんだから｣

｢....ありがとうございます｣

｢Aちゃん....｣

ふと立ち止まるクザンさん

｢はい？｣

｢もっと笑いなよ。世界の終わりじゃないんだからさ｣

｢！......はい！クザンさん！｣

上手く笑えてるだろうか....

この世界に来ていい人と出会えて良かった

元の世界じゃいつ会えるか分からないとても優しくて強い人達

｢うん。可愛いよ俺達大将だけじゃ無くて他の人にも甘えて良いし、何があってもここに居れば絶対守るから君は君の仕事を頑張ってね｣

戦うな....という意味だろうか

｢分かりました｣

それでも鍛錬場はもう見つけたから夜中にでも体を鍛えなくては迷惑はかけられない

それにいつか海に出た時に自分の身を守れないのは困る

だから....守られるだけの存在では海にも出れない

絶対強くなって運命をねじ曲げる

ここのいい人達を裏切る事になろうとも......