6日目 ページ8
ヒナの部屋の前に来てAちゃんにノックを頼む
｢ノック？｣
ノック知らねぇのか
｢コンコンッてドアを軽く叩くんだ｣
｢わかった！｣
コンコンッ
｢はーい....ヒナ驚愕ｯ！クザン大将隠し子居たの？｣
｢え！？クザン大将に隠し子！？｣
中からヒナとたしぎちゃん
｢ちげーよ....この子、今日から俺が育てるの。だから服買いに行くの頼みたくてね｣
｢？....クザン大将が行けばいいじゃないですか｣
｢俺が仕事の時に誰かに観ててもらわないと困るからね。何人か慣れてて貰おうと思ったんだ。｣
海軍の仕事は本部でやる事だけじゃないからな
｢なるほど....たしぎです！お名前聞いてもいいですか？｣
｢A・D・レイヴィルです｣
｢Aちゃん、いい子ですね！｣
｢そうね。私はヒナよ。よろしくね｣
｢はい｣
少し表情が強ばって見える....
｢このお姉さん達と買い物行くんだ。良いかな？｣
｢うん。｣
｢人見知りですかね？徐々に慣れてくれればいいんですけど....｣
｢人見知りだと良いけどね....｣
｢｢？｣｣
｢まぁ、とにかくたしぎちゃん、手ぇ繋いで行ってみたら？｣
Aちゃんを下ろしてたしぎちゃんの前に立たせる
｢く、クザンｯ！｣
｢このお姉さんと行きな？俺ァ後ろから行くから。｣
｢やｯ！｣
拒否....？
｢Aちゃん、何が嫌か言えるか？｣
Aちゃんに目線を合わせて聞いてみる
｢Aｯ....クザンいっしょじゃなきゃヤダァｯ！｣
空気がビリビリとする感じ....
｢ｯ....おい、ヒナ。今の｣
｢この子の才能だと思います。｣
｢困ったねぇ....おいでAちゃん｣
手を広げると走り寄ってくるAちゃん
｢クザｯ....｣
ギュッと小さな手で抱きしめてくる
｢んー....この調子じゃ風呂も困るな....なァ、Aちゃん？｣
｢......｣
拗ねてるな
｢ヒナさん、これ....人見知りじゃないですよね？｣
｢ヒナもそう思う....｣
｢でもなぁ....Aちゃん。俺も一緒だからたしぎちゃんとヒナと一緒に行こう？｣
｢わかた....｣
もしかして....母親を目の前で失ったから若い姉ちゃん達は失いそうで怖いとかか....？
｢なァ、Aちゃん？｣
｢なぁに....？｣
｢この姉ちゃん達はな、自分の身位自分で守れる....それどころか人の命も守れる。だから仲良くしてやってくれねぇかな？｣
｢たしぎさん....ヒナさん....えっと｣
少しずつ心を開いてくれたら良いなぁ
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愛羅(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみに待ってます！ (2019年4月7日 1時) (
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作者名：零華 | 作成日時：2017年12月11日 19時
