5日目 ページ7
｢とりあえず、買い物行こうか、Aちゃん｣
服を買い揃えてやらなきゃだな
｢なんで？｣
｢服、それしか無いでしょ？｣
｢うん。｣
キョトンとした顔も可愛いんだが....
この子物分り良すぎて楽だな
｢ヒナとたしぎに頼んできな｣
｢おつるさんは行かないんですか？｣
｢アタシかい？アタシには仕事があるからまた今度だよ｣
なるほど。行きたいけど仕事を優先させなきゃならないのか
｢おつるさん？｣
｢ん？｣
｢嗚呼、紹介してないから誰か分からないんだね。｣
｢あぁ、そういう事なら....A、私がつるだよ。好きに呼びな｣
｢おつるさん！｣
ニパッと笑うAちゃん
｢フフッ....可愛いね。今度は一緒に買い物に行こうかね｣
｢はい！｣
おつるさんは子供に甘いらしい。
｢おつるちゃんは変わらないのぉ！｣
｢うるさいよガープ！｣
クイクイッと弱い力でズボンの端が引かれる感覚
足元を見ればAちゃん
｢クザン！おようふく かいにいこう！｣
ニパッと笑うAちゃんを抱き上げる
｢うん。行こっか｣
言い争ってる上司たちに放置を決め込む
｢Aちゃんは悪い事しないでね。｣
｢なんで？｣
｢俺は海軍だからね。Aちゃんを捕まえたくないんだよ。｣
｢分かった！｣
｢うん。お願いね｣
ヒナの部屋へ向かう
｢クザンは強いの？｣
｢一応強い事になってるよ。俺より強い人は沢山いるけどね｣
｢クザンより....つよいひと......｣
｢そうだよ。｣
｢そのひと、クザンよりやさしい？｣
｢分からないなぁ......それぞれに正義があるから｣
それを約10日前のバスターコールの時に思い知らされたばかりだ。
｢そっか....つよいひとがやさしいじゃないんだ......｣
｢そうだね......俺はそう思うよ｣
｢せいぎってむずかしいね｣
｢嗚呼、そうだな....｣
窓の外は快晴
俺達のそれぞれの心には雨が降っていた
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愛羅(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみに待ってます！ (2019年4月7日 1時) (
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作者名：零華 | 作成日時：2017年12月11日 19時
