15日目 ページ17
目が覚めると部屋のベッドに寝ていたらしく見慣れた天井
｢....Aちゃん....｣
｢目が覚めたか....｣
｢センゴクさん！｣
｢Aは....外だ。気は確かになったが抑えられないらしくてな。｣
そっか....
｢様子見に行きます....｣
｢そうか....｣
｢心配かけてすみません。｣
｢いや....構わん。気がつけなかった私にも非はある。｣
｢....あの子があまりにも明るいからすっかり忘れてました。｣
｢皆、そうだ。では私は仕事に戻る。｣
｢分かりました｣
部屋を出ていったセンゴクさん
｢Aちゃんに合わせる顔がないなぁ....｣
そうは言っても様子は見に行かなくてはならない為重たい身体を起こして部屋を出ると能力をモロだしにしてウロウロ歩き回るサカズキ
｢......｣
｢やっと目が覚めたんか....さっさと行け....｣
｢わぁってるよ....ありがとなサカズキ｣
本部を乾かして回ってるとしか思えなかった←
外へ向かってると彼方此方で拭き掃除をしている海兵
こりゃぁ....大事だなぁ。
外に出て訓練の為にあるグラウンドの方へ向かう
大きな水槽の中で体育座りをしてるAちゃん
｢....Aちゃん｣
｢......｣
俺に気がついたAちゃんは俺の方を向く
近づいてくとAちゃんが泣いてるように見えた
Aちゃんは水の中だから分かるわけ無いのにね
｢大丈夫？狭いでしょ....｣
｢....｣
口パクで必死に何かを伝えようとするAちゃん
｢....ねぇ、泣いてるでしょ？｣
｢....！｣
びっくりした様子....当たりか
｢何が悲しかった？迷惑かけた事が辛い？お母さんが恋しくなった？｣
｢......｣
“ごめんなさい”
そう言ってるように見えた
｢....謝ってるの？....俺が謝りたかったのに｣
｢....！｣
首を横に振るAちゃん
｢俺が気が付けなかったんだ。Aちゃん....まだ子供なのにね。何でも出来る子だと思ってたんだ。ごめんな｣
また首を横に振るAちゃん
｢キミは優しいもんね....何でも許しちゃうんだろうな｣
ようやく伝わる言葉は
｢“クザンきずつけたAかなしい”｣
だった
｢！....そっか。俺がまだまだ弱かったんだ。ごめんな｣
俺の心配してたのか
｢“Aもっとつよくなってクザンにめいわくかけないようにするから....”｣
｢うん....｣
｢“すてないで”｣
捨てないで....？
｢捨てるわけないじゃ無いか。Aちゃんの事大事なんだから｣
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愛羅(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみに待ってます！ (2019年4月7日 1時) (
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作者名：零華 | 作成日時：2017年12月11日 19時
