【ヒロアカ】足癖の悪い同期と (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:36,743 hit

めんどくさがりの警察ページ3

警察に面倒な仕事が回ってくると

私はだいたい駆り出される

今日の仕事は

我が母校

雄英高校。

USJに敵の襲撃があったらしい。

愛車のホンダの赤色のビートに乗って現場に向かった

ちなみに愛車で向かっていいと言う許可は警察になった瞬間に貰ったとかいえない

黒マスクと捕縛布を付けてそこに向かった

-----------------
side山田ひざし

だいぶ聞いてない懐かしいエンジン音が聞こえて現れたスーツ姿の女警察。

首元には見覚えのある布とチラリと見えるヘッドホン

胸ポケットから下がったサングラス

そして黒のピンヒール

女はカツカツとヒールを鳴らして敵に近づき

敵を蹴りあげた

見覚えのある蹴り方をしていた。

『はぁ....仕事増やすなよ......クズ共が....』

女は捕まっている敵の腹を容赦なく踏んだ

まるで空き缶を潰すような勢いで

勿論、後から来た警察に止められていたが....

あのピンヒールの鋭さには見覚えしかない

あの黒に白のメッシュの入った髪も

鋭い獣のような赤い瞳も

『はいはい。分かりました～』

共に来た警察に何やら指摘され俺達の方を見て

『あー....すんません。足癖悪くって』

何事かと驚いている生徒にそう言った女

やけに耳に馴染む声だった

「「アンタホントに警察か！？」」

元気な生徒達にツッコミを入れられても

『警察は今年からなりましたー』

ダラダラとした様子で返すソイツ

「「わけわかんねぇ！！」」

ソイツは

3年前突如として姿を消した

3年間音信不通の

俺の同期だった

｢マイク....珍しいじゃない。貴方が黙り込んでるなんて｣

ミッドナイトにそう言われても反応がしずらい。

｢あ....ああ......｣

そりゃぁ誰だって肝を抜かれる

引退したプロヒーローが

警察で

いきなり目の前に現れたら

『どーもこんちわぁ....有精卵共。警部補の化野ッス』

｢やっっっっぱり！テメェか！省エネ運転女ぁぁぁぁぁぁぁああ！！！｣

『おぉ～相変わらずやかましいね。ちなみに僕は車を省エネ運転した事ないよ。プレゼントマイク』

俺のヒーロー名を呼んでヘラッと女は笑っていた

めんどくさがりは健在のようだ