物語は単純。されど現実は複雑。 (ページ6)

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あれからはページ6

あの日以降フランペちゃんからの攻撃もフランペちゃんの親衛隊達の攻撃も無い

｢退屈ねぇ....｣

今日はあの日から１ヶ月

やる事はカタクリのメリエンダの準備

ただ、安全な日々を過ごしているだけ

｢お姉様！｣

バンッと私の部屋のドアが開く

ここはハクリキタウン。カタクリの収める街

一際大きな和風のこの屋敷に来るのはご兄妹の方々か兵隊さんと大体決まっている。

振り返るとプリンちゃんがいた。

何故か息が上がっている....

｢プリンちゃん。どうしたの？｣

｢ママがね！お姉様にお店を出せって！道具はもう揃えたんだって！｣

｢えぇ！？ルヴェールの道具全部！？｣

｢そうよ！お姉様！ハクリキタウンでお店を開きなさいって！｣

｢カ、カタクリに連絡を｣

｢もう聞いた｣

｢い、いつお帰りに？｣

｢プリンと帰ってきたが、プリンが走っていった為今来たところだ｣

｢そうだったんですね。お疲れ様です。カタクリ｣

｢嗚呼。少し早い帰りになってしまって済まない。メリエンダの用意はまだなのだろう？｣

｢えぇ。あと1時間後には始めるつもりです。それで....あの......お店は本当に？｣

｢お前の店を楽しみにしている兄弟が多いから....ママに俺から頼んだ。｣

｢....カタクリ......ありがとうございます。｣

私が退屈してるのを見ていたんだろう。

言っていることも本当だと思う。

｢お姉様、お店の名前はどうするの？｣

｢お店の名前は“ルヴェール”絶対に変えません。さ....ロシーに連絡を入れなくちゃ。｣

お店の用意は明日から始めるらしく、早く連絡を入れておこうと心に決めた