いない sideルッチ ページ16
目が覚めるとなんとなく寒かった
俺の腕の中にいたはずのソイツがいなかったからだろう
「....」
鼻をくすぐる美味そうなトーストの匂い
おそらく俺より早く起きてしまい朝食を作っているのだろう。
俺の体にソイツの匂いは残っていない。
が、自分では分からないと言うし
体を起こしてズボンを履いて寝室を出た
やはりダイニングには美味そうな朝食と
ソファに座り珈琲片手に新聞を読む俺の大好きな黒髪が見えた
静かに近づいて髪に触れる
「ｯ....驚いたわ。おはようルッチ」
髪を1束すくってキスをする
「おはよう....そのシャツ」
「朝食が終わるまで貸してて」
「そうじゃねぇ」
世に言う彼シャツ状態の好きな女に......
いや、好きな女が自分の服着てるだけでも堪らねぇが
萌え袖で際どい長さのシャツ
胸がありゃそうなるのもなんとなく納得だが
「なによ」
「好きな女にそんな格好されたら堪らねぇな。」
「....破廉恥」
「ハッ....なんとでも言え」
「うるさいわね。」
そんな顔されちゃさらに堪らねぇな
女は赤面して俺を睨んでいた
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モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月17日 23時) (
レス) @page39 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
えり - 次も楽しみにしてます！！ (2019年5月22日 7時) (レス) id: c2cae8b36e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零華 | 作成日時：2018年8月14日 10時
