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「うざ！」
携帯を放り投げてベッドにダイブする。
あー冷えピタないや…
頭痛薬もこないだ切れちゃったし…
めんどくさ。
……
『え！彼女ができた？！』
『はっはーん、寂しがるなよ？
お前と真逆のかわいくて大人しめの子だ』
『え！もう別れたの？！』
『んーなんか違ったわ。
やっぱお前みたいなうるさい奴のほうが楽だわ』
あー、そんなこともあったなあ…
やっぱり私たちコンビみたいなもんだから。
相方みたいなもんだから。
だからさ…
「おい」
「おい、ブタ」
お尻を蹴られる感触で目が覚めた。
顔を上げなくたって分かる。
乙女にこんなことするのはあいつしかいない。
「……不法侵入罪で通報してやる」
「なら鍵開けっぱにすんなって」
ようやく顔を上げるとやっぱりベクがいた。
「今日はなしって言ったじゃん。
…それにどうしたのそんな息切れして」
チャラ男みたいな明るい髪も風でボサボサだし。
「返事ないから死んだんじゃねえかと思って
急いで来てやったんだんだよ、ほら」
ぶっきらぼうに置かれた袋からは
冷えピタとドリンクがはみ出て見えた。
「えー優しいじゃんベク！
おかゆまでつくってくれて」
「バーカ、誰がつくるかよ」
ベクは笑いながらいつもの定位置に腰を下ろす。
「じゃあ早速いただきまーす」
「感謝しろよ」
スポーツドリンクの冷たさが心地いい。
あ、私の好きなプリンまで買ってんじゃん。
「あーお前のせいで残りHPあと3くらいだわ」
平気で女子のベッドに背中預けちゃってさあ
やっぱりガユンが言ってたのは嘘だ。
なんなら今ここで実証してもいい。
…してみるか。
「ねえベク、相談がある」
「何だよ気持ちわりい」
「ミンソク先輩がさー、
今度うち来たいって言うんだよね」
ガユンに言われた通りの台詞。
「お前ら付き合ってんの？」
「ううん」
「じゃあ駄目だろ」
「ベクは上がってんのに？」
「…ほら、俺はゲーマーだからいいけど、
こんなにゲームあったら引かれんじゃん。」
あー、そういうことね。
「先輩はそんな心狭くないですー」
「あっそ。じゃあいいんじゃね？
てか俺にする相談でもねえだろ」
「ベクだからしてるんですけど」
「…お前それわざと？」
ベクらしくない怪訝な顔。
私を探るような視線。
ベクのくせに生意気。
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ゆう(プロフ) - とってもキュンキュンしました！どの作品も大好きです！（；＿；）マイペースにまたお話の更新待ってます^_^ (2018年1月15日 23時) (
レス) id: 08fbd2dc26 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 可愛らしい、べくとのお話とジョンイニズムスピンオフ。こんなにも違うものが両方面白いって。凄い。 (2017年1月16日 14時) (レス) id: c8ddff6bd6 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - ジョンイニズムとても衝撃的な作品で今でもふと考える事があります。スピンオフありがとうございました！ (2017年1月15日 15時) (レス) id: 61651178cb (このIDを非表示/違反報告)
kou(プロフ) - ジョンイニズム一気読みしてしまいました、、なんか色々と衝撃すぎて語彙力のない私には上手く感想が伝えきれないんですがすごくおもしろかったです、、 (2017年1月15日 2時) (レス) id: bd7f07117d (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ジョンイニズムのスピンオフ(TT)嬉しすぎます、ほんとに、、！！ほんとにありがとうございます(TT)国家試験頑張れます(TT)何度も言ってますが 笑 ぺっぱーさんの書くジョンインが1番好きです(TT)ありがとうございます(TT) (2017年1月15日 0時) (レス) id: cc979909b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺっぱー
| 作成日時：2017年1月7日 18時
