夢見る乙女は最強無敵【魔入りました！入間くん】 (ページ11)

今日:8 hit、昨日:12 hit、合計:6,372 hit

悪魔のお友達2 ページ11

.

カム「お持ち帰れ」

先程から見当たらないと思っていたクララが嗜好品の売店員さんのカムカムさんによって竹槍で捉えられ、ぶらんとぶら下がった状態で差し出された

えっと、この状況は一体

クララ曰く遊んでもらったとの事だが、カムカムさんは”威嚇”だと言い、クララは売店出禁なのだとか

笑顔のクララの写真が貼られているブラックリストには「キケン」「ヤバい」「ニゲロ」とまで書かれていた

クララの奇行にちょっとした騒ぎになった食堂は徐々に野次馬が集まりつつあった

カル「粛に！全く…久々の出勤だというのに！！

白昼堂々騒ぎを起こす阿呆はどこ………」

騒ぎを聞いて駆けつけてきたのは先日、入間くんによって使い魔にされ数日寝込んでいたカルエゴ先生だった

カルエゴ先生は”よりによって1番会いたくない奴に”と言った顔をして入間くんの言葉一つ一つに威嚇する

カル「大体貴様ら一体何を騒いで……」

そう言ったカルエゴ先生はクララを見るとまた1つ面倒くさそうな顔をして尋ねる

カル「そこの…新入りそれは何だ？」

クラ「私！？私クララ！あのね私が売店にドーンしたら怒られてね！でもアズアズが……」

カル「…帰る。」

カルエゴ先生の表情がどんどん怪しくなるのが目に見えてよく分かった

『あっあのっクララその辺に…』

クラ「エギー先生入間ちの使い魔って本当？
見たい見たい！召喚見たい！入間ち、そこのシール取って！」

しかしこうなったクララを止める人はもう居なくて

『ま！まってそれは…！』

クラ「手に貼って…万歳！」

クララを止めるのに必死な私は入間くんを止めることが出来ず…

眩しい光を放ってカルエゴ先生はキュートな使い魔の状態になってしまった