＃５４『エイトとミツアミ』 ページ6
【A視点】
〜大会終了直後〜
マコ「あー楽しかった！」
ルクス「そうですね。今日はありがとうございます」
ジュン「そうだお前ら、フレコ交換しねぇか？お前らとならまた楽しい試合が出来ると思うんだよ」
『いいな。ほら、俺のフレコだ』
その場のノリでフレンドになった俺達。その後は、メッセージのやり取りで仲を深め、バンカラ大会が終わった後も、俺達の中でカーマインチームは健在だった。現実ではバラバラだったが。
―――
『んで、今に至るって訳だ』
ミツアミ「す、すごいな…」
ホーンメット「流石師匠だＮＡ！」
『いやいや、褒めることじゃない。俺の中では黒歴史みたいなもんなんだよ』
一方的にボコボコになる試合は、状況的にそうなっても、自分たちが引き起こすものじゃない。だからこそ、俺達は会わないそうにしてたんだ。戦い方を見直すために。
ミツアミ「師匠なら、きっとワイヤーグラスにも勝てると思う」
『そう思ってくれて嬉しいよ』
ホーンメット「アタシも応援するＺＯ！」
『ありがとな。ホーンメット』
その時、ナマコフォンから着信がかかる。相手はエイトだった。俺は急いで出る。
エイト「師匠、ちょっといいかな？」
『なんだ？お前からかけてくるなんて』
エイト「…師匠に会いたくなって」
『わかった、すぐに行く。どこにいるんだ？』
エイト「ゴンズイ地区だよ。今は使われてないから一人でいる」
『待っててくれ』
エイト「…うん」
その会話を終えて、俺はミツアミ達にエイトに会ってくる旨を伝えた。すると、ミツアミが俺の服の裾を掴んだ。
ミツアミ「エイト…もしかしたら師匠のブキにブラックラベルを貼るんじゃ…」
『…エイトは今一人だ。それに、俺にブラックラベルを貼る理由がない。心配しなくていい』
ミツアミ「…」
俺はミツアミの頭を優しくなで、エイトの元に向かった。
―――
【ミツアミ視点】
『師匠…』
本当は、そばにいて欲しかっただけ。もちろんブラックラベルのことも心配だけど、師匠がどこかに行くのがすごく嫌だ、と思ってしまった。
ホーンメット「心配…っていうよりも、甘えたいんだＮＡ」
『えッ…！？』
ホーンメット「いや、気にするＮＡ。じゃ、アタシはバトルがあるからこれＤＥ」
そう言うと、ホーンメットは行ってしまった。私は…師匠に甘えたかったのだろうか…？
続く
＃５５『エイトとシェーディ』→←＃５３『カーマインチームの本性』
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お茶畑(プロフ) - aさん» 応援ありがとうございます。バンカラ編の作品として楽しんでもらえて嬉しいです。 (10月21日 20時) (
レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
a - とても面白い夢小説ですね！エイトくんがお話に出てくる夢小説が少ないので、とても嬉しいですこれからも頑張ってください😊応援してます (10月14日 0時) (レス) id: 7b9c42917a (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - ちょこみんと＃HARUちゃんさん» ありがとうございます。本当に不定期更新ですが、皆様を楽しませられるよう、精進します。 (10月11日 17時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと＃HARUちゃん(プロフ) - とても面白いです。これからも頑張ってください！ (9月18日 14時) (レス) @page16 id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - 団子さん» コメントありがとうございます。好きだと言ってもらえて嬉しいです。 (9月12日 16時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶畑 | 作成日時：2023年8月19日 0時
