＃５２『昔話をしようか』 ページ4
【A視点】
あの後俺はルクス達と分かれて、ミツアミと広場にいた。
ミツアミ「師匠、その…ワイヤーグラスには勝てそうなのか？」
『まぁ、分からないが、勝たなきゃいけねぇ』
ミツアミ「…」
『そう心配するな。お前なら分かるだろ？俺が大会のときより遥かに成長してるってこと』
ミツアミ「ああ、私は師匠の弟子だからな」
そうニコッと笑うミツアミ。なんだお前可愛いな？そんなことを考えてたら、どこからか俺を呼ぶ声がする。
ホーンメット「師ＳＨＯ！」
『お！ホーンメットじゃねぇか！』
ホーンメット「まずはチーム復活おめでＴＯ！」
『ありがとうな！色々忙しくて構ってやれなくて悪かったな〜』
ホーンメット「大丈夫ＤＡ！それよりも師匠、ちょっと気になるんだＧＡ…」
『ん？なんだ？』
するとホーンメットの雰囲気が変わった。
ホーンメット「カーマンチームがもう一度戦うのなら、またあの大会みたいなことになるのＫＡ？」
『…お前も、見てたのか』
まぁ仕方ない。あの大会は大規模だったからな。大勢が見ていただろう。
『いや、もうあんなことにはならない。もっと面白いことになるさ』
ホーンメット「師ＳＨＯ…」
『まぁ、俺達が本気を出すっていう条件があるから、近しい状況にはなるかもしれないけどな』
ミツアミ「ってことは…」
『最悪の場合、ワイヤーグラス達は俺達を一度もキルで出来ないかもしれねぇ』
ミツアミ「師匠、もし師匠が良かったらでいいんだが…」
『ん？どうした？』
ミツアミ「バンカラ大会でのこと、師匠の口から聞かせてほしいんだ。あの時、一体どんな気持ちだったのか」
ホーンメット「アタシＭＯ！」
『えぇ？んなこと聞いてどうすんだよ…まっぁいいよ。教えてあげる』
俺達はベンチに座る。あの時のことか…。今でも鮮明に思い出せるよ。
ミツアミ「じゃあ、どうして師匠は大会に参加しようと思ったんだ？」
『そうだな…ただの気まぐれだ』
ホーンメット「なんだそＲＥ！？」
『あの時の俺は、戦えればきっかけなんてなんでも良かったんだよ』
ミツアミ「バーサーカーじゃないか…」
『何も言い返せないです…』
ナワバリよりもバンカラマッチの方に入り浸っていた俺にとって、塗ることよりも戦うことの方がよっぽど楽しかったんだよな。
『それに、俺は強くなりたかった。その為にはもっと強いやつと戦う必要があったんだ』
ここからは、大会の話をしよう。
続く
＃５３『カーマインチームの本性』→←＃５１『師匠への宣戦布告』
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お茶畑(プロフ) - aさん» 応援ありがとうございます。バンカラ編の作品として楽しんでもらえて嬉しいです。 (10月21日 20時) (
レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
a - とても面白い夢小説ですね！エイトくんがお話に出てくる夢小説が少ないので、とても嬉しいですこれからも頑張ってください😊応援してます (10月14日 0時) (レス) id: 7b9c42917a (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - ちょこみんと＃HARUちゃんさん» ありがとうございます。本当に不定期更新ですが、皆様を楽しませられるよう、精進します。 (10月11日 17時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと＃HARUちゃん(プロフ) - とても面白いです。これからも頑張ってください！ (9月18日 14時) (レス) @page16 id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - 団子さん» コメントありがとうございます。好きだと言ってもらえて嬉しいです。 (9月12日 16時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶畑 | 作成日時：2023年8月19日 0時
