＃６７『師匠と特訓』 ページ20
【A視点】
『…行っちゃったな？寂しいか？』
メガネ「まぁ、ちょっとだけ…」
それもそうだな。久しぶりに会えたと思ったらすぐにお別れなんて、悲しくないわけないか。なんとかして二人を元気づけたいな…。
『よし！二人共、俺と特訓だ！』
メガネ「えっ！？」
『俺の自慢の弟子に勝てたんだ、きっとこれからもっと強くなれる。俺が鍛えてやるよ』
ゴーグル「わーい！特訓だー！」
『まぁ、つってもナワバリバトルするだけだけどな。となるとあと一人足りないが…』
残りの一人をどうしようかな。適当に野良の人でもいいが、連携を取るなら知り合いの方がいいし…。
エイト「師匠、こんなところで何してんの？」
『あ、エイト…』
やばい気まずいやつが来た。俺は今までに二回、エイトに告白を受けている。返事まだしてないけど…。
ゴーグル「Aが俺達と特訓をしてくれるんだー！」
エイト「へぇ…」
ゴーグルの言葉を聞いたエイトが、チラリと俺を見る。その目は何を訴えているんだ…。
エイト「面白そうじゃん。俺も一緒にやらせてよ。ねぇ師匠？」
『も、もちろんお前がやりたいなら、俺はとことん付き合うけど…』
メガネ「これでメンバーが揃ったね」
ゴーグル「早速バトルだー！」
みんなが意気揚々とロビーに向かう途中で、エイトが小さな声で俺に耳打ちしてきた。
エイト「もしこの特訓で良い成果出せたら、俺と一回デートしてよ」
『なっ！？』
エイト「ふふ、約束」
幼い子どもみたいな、いたずらっ子のような笑みを浮かべて、エイトは先にロビーへと行ってしまう。俺は少しズレたサングラスを直す。
『なんでそんなに俺がいいのかねぇ…』
エイトや弟子達の奥底にある気持ちがよく分からなくなる。ダメな師匠だな、俺って。
ゴーグル「Aー？早く早くー！」
『ああ、今行くよ』
ゴーグル達の声で正気に戻り、俺もみんなの後を追いロビーへ入った。
―――
【エイト視点】
このゴーグルってやつ、本当に気に食わない。俺ですら、師匠の名前を呼んだことないのに。俺達が手の届かなかった場所に、あいつはいる。本当に…腹が立つ。
〜ゴンズイ地区〜
ＲＥＡＤＹ…―
A「ステージはここか。あんまり気を張るなよ。リラックスしてけ」
メガネ「う、うん！」
ゴーグル「全力でいこー！」
『任せて。師匠』
絶対に、俺が
続く
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お茶畑(プロフ) - aさん» 応援ありがとうございます。バンカラ編の作品として楽しんでもらえて嬉しいです。 (10月21日 20時) (
レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
a - とても面白い夢小説ですね！エイトくんがお話に出てくる夢小説が少ないので、とても嬉しいですこれからも頑張ってください😊応援してます (10月14日 0時) (レス) id: 7b9c42917a (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - ちょこみんと＃HARUちゃんさん» ありがとうございます。本当に不定期更新ですが、皆様を楽しませられるよう、精進します。 (10月11日 17時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと＃HARUちゃん(プロフ) - とても面白いです。これからも頑張ってください！ (9月18日 14時) (レス) @page16 id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - 団子さん» コメントありがとうございます。好きだと言ってもらえて嬉しいです。 (9月12日 16時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶畑 | 作成日時：2023年8月19日 0時
