＃６１『渦巻く関係』 ページ13
【ゴーグル視点】
メガネ「全く、なんで練習のこと忘れてたんだ？」
『ついうっかり〜』
ヘッドホン「しっかりしてよねー」
言えないなぁ。Aと少しでも一緒にいたくて、わざとオフって言ったなんて…。
ニットキャップ「ゴーグルくん、何ボーっとしてるの〜？」
『えッ！？べ、別になにもないよ！？』
ヘッドホン「焦ってるしバレバレだよ？」
『は、早く練習に行こうよ！』
そう誤魔化して俺達はロビーに急いだ。この気持ち、秘密にしておこう…。
―――
【A視点】
『はー、いっぱい買ったな！あ、重いだろうから俺が持つぜ』
８ビット「あ、ありがとう…」
それからも数々の店を巡ったあと、俺達は広場で休憩していた。買い物中は８ビットが楽しそうだったな。
８ビット「師匠、今日はアタシに付き合ってくれて…その、ありがと」
『いいぜ、これくらいなら。俺がいくらでも付き合ってやる』
８ビット「師匠…」
師匠として、俺として、こいつらにはちゃんと向き合わないとな。ワイヤーグラスのことだって…。
ミツアミ「し、師匠！」
『ミツアミ、何してんだ？』
８ビット「…」
ミツアミ「私はここで…ちょっと…」
『そうか、俺達はちょっと一緒に買い物してたんだ』
ミツアミ「い、一緒に…？」
８ビット「嫉妬か？」
ミツアミ「えッ！？」
『え？』
ミツアミが嫉妬？誰に？もしかして俺？それとも８ビットに？そんな風に混乱していると、ミツアミがとんでもないことを言い出した。
ミツアミ「そうだ！嫉妬してる！師匠と一緒にいる８ビットに！」
８ビット「やっぱりな」
『…』
俺はなにがなんなのか訳わからなくなって、その場で沈黙していた。この二人の嫉妬が意味するのは…。
エイト「やぁ、こんな所で喧嘩かい？」
『エイト！』
８ビット「お前も来たのかよ」
エイト「師匠を巻き込む痴話喧嘩なんて良くないよ」
ミツアミ「ち、痴話喧嘩？」
８ビット「ちょっと違うな。師匠とのデート帰りに、こいつが絡んできただけだ」
『デ…！？』
さらにはエイトまで来たことで場がより大混乱した。いやいや、よしてくれよ…。
エイト「ふーん、まぁなんでもいいさ。師匠、俺とバトルしてよ」
『な、なんでいきなり…？』
エイト「俺、師匠とタイマンしたいんだよね。誰よりも先に」
そう言うとエイトは俺に近づいてきた。
エイト「俺、師匠のこと好きだし」
続く
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お茶畑(プロフ) - aさん» 応援ありがとうございます。バンカラ編の作品として楽しんでもらえて嬉しいです。 (10月21日 20時) (
レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
a - とても面白い夢小説ですね！エイトくんがお話に出てくる夢小説が少ないので、とても嬉しいですこれからも頑張ってください😊応援してます (10月14日 0時) (レス) id: 7b9c42917a (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - ちょこみんと＃HARUちゃんさん» ありがとうございます。本当に不定期更新ですが、皆様を楽しませられるよう、精進します。 (10月11日 17時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと＃HARUちゃん(プロフ) - とても面白いです。これからも頑張ってください！ (9月18日 14時) (レス) @page16 id: 8e86fe11f1 (このIDを非表示/違反報告)
お茶畑(プロフ) - 団子さん» コメントありがとうございます。好きだと言ってもらえて嬉しいです。 (9月12日 16時) (レス) id: 5d46d04f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶畑 | 作成日時：2023年8月19日 0時
