生まれてこの方3000年。【wrwrd】【HQ】

第八話　宮城 ページ10

「よし。終わった。」

em「お疲れ様。」

「起きてたんだエミちゃん。」

辺りが誰も起きていないことを確認して話す

これでも3000年生きてますからね

気配はお手の物っすわ

em「今起きたところやで。で、終わったん？」

「違うよ。数字が合わなかったから調べてたんだ。」

em「さよか。で、わかったん？」

「うん。このクソ課長めが。これ送ってとりあえず終わり。あとはガバ三銃士の誤字脱字見るくらいかな。」

em「大変やなぁ。がんばれ。」

「あたぼーよ。」

ガバ三銃士っていうのはアイドル組のこと

アイドルやっとるからって書類はやってもらうよ？

私なんて高校行きながらだからね

em「もう少しで宮城入るで。」

「まじ？写真撮って送りつけよ。」

em「誰に？」

「トンちゃん。」

em「トントンさんか。」

「うん。終わったよついでにね。」

夜「ん…。」

「おはようやっくん。起こしちゃった？」

夜「いや…目が覚めた…だけ…。」

「まだついてないから寝てな？」

夜「うん…。」

目を擦って眠りにつくやっくん

ごめんねやっくん

少しいじらせてもらったよ

em「…寝かせたやろ。」

「あは。バレた？もう少し書類やってたいからね。」

さて、もう一踏ん張りしますか

「なんでこんなに誤字脱字多いん…？ふざけとんか…。あーまたあった。」

これは帰ったら説教だな

「はぁ。」

em「頑張れ。俺ももうちょい寝るわ。」

「うん。お休み。」

あ、会話が運転手に聞かれてないのかって心配はいらないよ

運転手は天乃先生…ぺいんとさんだから

ぺいんとさん

かつて、私たちビズ国の隣国であるアルク国の幹部の1人だった人だ

なんかね、転生してたらしいよ

生徒達にぺいんと先生って呼ばれてたからもしかしてって思ってエミちゃんに教師権限で呼び出してもらいました

3000年生きていることを伝えたらすっごい驚かれた

まぁ神ってこと言ってなかったしな

pi「大変ですね。」

「まぁ、それなりには。楽しいですからね。」

pi「俺もいつか、みんなに会えますかね？」

「今我々は総力を上げて捜索中です。直に見つかりますよ。」

pi「そう…ですよね。ありがとうございます。すみません。弱気になってしまって。」

「今は私たち2人しか起きていません。大丈夫ですよ。」

書類片付けて合宿、頑張るか

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