100万円を君に【轟焦凍】 (ページ37)

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Happy Birthday!! ページ37

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お久しぶりです。

自分で言いますけど今更感やばくないですか…？

実は、当日に作ってて載せてるつもりだったんだけどなぜか載せれてなかったっていう…すみません…

ちょっと長いです。

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明後日は轟くんの誕生日だ。

普通だったらプレゼントを用意していて後は渡すだけ！ドキドキ！！なんだけど、プレゼントはまだ買っていない。それ以前の問題だ。

私があげていいのか？

いくら最近そこそこ仲良くなったとはいえかなり疎遠だったし？彼女でもないし？

それに私の誕生日は轟くんよりも遅いから轟くんがどうするかもまったくわからない。

朝の満員電車の中、一人で本気で悩んでいると、少し離れたところに緑のぴょこぴょこした髪が見えた。

引き寄せられるように近寄ると、それはやっぱり緑谷くんで。

「あ、の、おはよう。ございます…？」

「ヒャア！？アッ透野さん！？おはよ！う！！？」

そして思い切って轟くんの誕生日について相談してみることにした。

「あの、実はかくかくしかじかで…」

「あー…、誕生日…」

「緑谷くんはなにかあげるの？」

「えっと、僕はそばつゆ、かな」

「そばつゆ」

ちょっとっていうかかなり予想外だけど、轟くんは喜びそうだ。

「あの、さ。あげるかあげないかで悩んでるなら、ごはんとか誘ってみたら？」

「ごはん？」

奢ってあげるってこと？
そうだったら、到底ふだん轟くんが外で食べるようなもの奢ってあげる自身ないなあ…

「あ、ごはんって言ってもね、奢ってあげるとかじゃなくて、えーとなんていうのかな…」

「え、奢らないの？」

「ただ一緒に食べに行くだけって感じかな」

「？？？？？？」

「あー、わかりにくいよね…」

うーん、と顎に手をおいて唸る緑谷くん。
ごめん、バカでほんとごめん…

「轟くんは、幼なじみの透野さんとまた仲良くできてすごく嬉しいみたいなんだよね」

「え」

初耳だ。そう思ってくれてるなんて。

「だから…なんとなく、透野さんといると轟くん、楽しいかなって」

「そう、か、な…？？」

そうかな、なんて言ったけど絶対そんなことない。喋るの下手だし。

「うん、だから誘ってあげたらどうかな！」

にぱっと笑った緑谷スマイルにやられたので、轟くんを誘うことにした。

不安しかない……

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