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B14|やっと見つけた宝物だから ページ47

少し不機嫌そうな表情を浮かべる彼。


こっそりと観戦に来た努力も虚しく、無事にバレた私は球場内の廊下へと呼び出されていた。



「なんで言ってくれなかったの」


「突然行けることになったからさ〜、」



私がいくら明るく振舞っても、彼の表情は暗いまま。




「優希、怒ってる…?」


「怒ってはないけどさ、、」




彼は随分と歯切れが悪そうにため息をつく。


それに加え、先程から少し気になることが




「お!ウダの彼女ちゃんや」

「可愛ええなぁ〜」




チラホラと傍を通る、選手たちの目が気になってしまう。



「こうなるから嫌だったんだよ、」


「こうなるって?」



「Aがみんなの中で噂になること。」

「ちゃんとした場所で、Aを紹介したかったのにさ」



彼を怒らせてしまったのではないかと心配する私とは裏腹に、少しいじけた表情を見せる彼。


ほっとしたと同時に、私を大切な仲間に紹介しようとしてくれていたのだと嬉しくなる。




「今度、皆さんを家にお招きしたら?」

「家庭的な料理だったら、私作れるし。」



「Aの気持ちは嬉しいけど、胃袋掴まれたら困る。」




彼は少し考え込む様子を見せると、良いことを思いついたと言うようにハッと顔を上げた。




「決めた、今から紹介する。」


「え、今から!?」




彼は私の手を掴み、ロッカーへと歩いて行く。




「ねー、後日にしない?」

「私こんな格好出しさ、」



「可愛いから大丈夫だよ。」



説得しようと試みるも、逆に丸み込まれてしまった。


ガヤガヤという声が大きくなるに連れ、彼の私の手を掴む力が強くなる。




「言っておくけど、目移りしないでね。」


「しないよ。優希だけだもん。」



安心してと言うように、私も彼の手を握り締めた。



____________
リクエストありがとうございました!

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。の(プロフ) - 一琉さん» こちらこそありがとうございました〜!! (2月24日 5時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - 最高ですありがとうございます( ; ; )♡ (2月23日 23時) (レス) @page43 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - 一琉さん» B33くん了解しました!お待ちいただけると幸いです( т т ) (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
。の(プロフ) - がぎさん» B43くん、上手く書けているか不安だったので良かったです!ありがとうございます^.ˬ.^ (2月18日 0時) (レス) id: d00c6ffc61 (このIDを非表示/違反報告)
一琉(プロフ) - もしよろしければ杉澤龍くんのお話読みたいです!♡ (2月18日 0時) (レス) @page41 id: db6f4734de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:。の | 作成日時:2023年12月9日 17時

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